Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年10月号 国際文化学部 A.K

 

①環境について

・大学

リヨン第三大学はリヨンにある公立の大学の一つです。キャンパスは、住宅地と言うには少しにぎやかな町中に1つ(Manufacture des Tabacs)とローヌ川沿いに1つ(Quai)あります。私はManufactureの方で授業を受けています。大学の規模としては十分だと思いますが学生が多いのに加え休憩時間は大勢が中庭で休憩しているせいもあり人口密度が高いように感じます。施設としては少し古く、汚い印象を受けますがフランスは他の施設でも同じような印象を受けることがままあるので特別問題があるという訳ではありません。

日本の大学と違う点と特筆するとすれば、100円未満でコーヒーが飲める自販機とお菓子の売っている自販機が設置されている点、こちらの学生の多くがパソコンで授業のノートを取るため大きな教室には足元に沢山コンセントが付いていること、それから教授が颯爽とキックボードで登校してくることくらいでしょうか。

 

・住居と街並み

Studélites Saint-Louisという学生向けのワンルームマンションに住んでいます。学校からは歩いて10分ほどです。キッチンもトイレも自室についているタイプにしました。家賃は500€を少々超えているのですが今後住宅補助を適応する予定なのでもう少し安く済むかと思います。管理人さんが居るマンションにしたのですが、居なかったり、違う人が居たりします。最近はもう慣れて気にしなくなりましたが。すぐ近所にスーパーもあり、入居して以降は特に大きな問題もなく生活しています。困ったことと言えば渡仏直後は気温が凄く高かったのですがこちらの住宅はエアコンがついてないことがほとんどらしく、暑さのためなかなか寝つけない日が続いたことくらいです。来年の夏が今から心配です。

街並みに関してですがローヌ川以東は大きなマンションやビルが多いです。それでは日本と似たようなものかと言われると、日本よりゆったりと余裕がある印象です。まず、マンションやビルと言ってもそこまで大きくなく10階程度と言った感じです。また道幅が広く取られているのと街路樹が日本のものと比べ物にならないくらい大きいのもゆとりを感じさせる要因の一つかと考えられます。ローヌ川より西は石畳や古い町並みが残る所謂ヨーロッパという雰囲気で同じ町ですが印象が全然違います。

 

 

学校の裏通り

 

家のすぐ前の通り。街灯が結構明るい。

 

 

②自由テーマ

・シンポジウム、講演会など

今月に入ってから研究の一環としてISERLという団体が主催しているAssises des religions et de la Laïcitéというフランスの宗教政策に関して討論していく学術的なイベントに参加しています。リヨン市内各地でシンポジウムや講演会、展示などが行われており、大変興味深い内容が多いです。

学会やシンポジウムが多い時期ではありますが、学内の至る所に告知が貼ってあったり、また学内のカフェにシンポジウムなどのイベントのチラシが普通に置かれていたりするので目につきやすく日本よりもこういった情報にアクセスがしやすいように感じました。

また、1点驚いたのが講演会です。平日の夜、学校や仕事が終わってからの時間帯に平気で開催されることです。講演会は土日や、平日でも昼間にやるというようなイメージがあったのでこんな時間からやるのかと少々驚かされました。帰りが遅くなるのは少し大変ですが、学校の授業を休まずに行けるのでこちらとしては大変有難いことです。

 

 

貰って来た資料と、広告のビラ