Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2016年10月号 文学部 R.D

・カルチャーショックについて

中国に来てから半年以上が過ぎ中国での生活にも慣れ、今ではカルチャーショックを受けることもほとんどなくなりました。しかし中国に来たばかりの頃は、戸惑うことも少なくありませんでした。

中国国内での様々な“差”の大きさも大きなカルチャーショックの一つでした。貧富、文化、言葉、食事…。観光地では多くのお父さんたちが一眼レフカメラを携え、お母さんたちが日傘をさしています。彼らの多くは日本人と比べても裕福そうです。ところかまわず痰を吐いたり、公共の場でも周囲の迷惑を考えずにさわいだり、振る舞いからはとても裕福には見えないことも多いのですが。

時間に関しても日本とは少し感覚が違います。寮が大学内にあるという理由もありますが、大学の授業は毎朝8時から始まります。郊外に住む先生たちは毎朝大変そうです。中国にはお昼休みがあり、銀行や事務室は閉まってしまいます。田舎では夜に子供たちが外で遊んでいる場面をよく見かけました。親が外で集まって世間話をしている近くで遊んでいます。

私にとって日本と最も違うのは食事です。たしかに米もあり、日本と似たような料理もあるのですが長く生活する上では問題になるでしょう。日本では食べることのないようなものもたくさんあり、食べ物のにおいや味付けなども場合によっては大きく異なります。しかし流石に半年以上もいると中国の食べ物にも慣れます。それでも日本の味を忘れた頃に簡単な日本食を作って食べると感動できるのでおすすめです。

 

・新学期について

新学期にも慣れ始めてきました。こちらは9月から新しい年度が始まるので、周囲の環境もガラッと変わります。私にとってはルームメイトが変わったのが大きな出来事でした。他の日本人交換留学生もほぼ全員が入れ替わりました。寮の隣の部屋の住人も、同じ階の住人も大きく変わりました。

新学期が始まり周囲の環境の大事さにも改めて気がつきました。友人たちとの距離が近く、受ける影響も大きいです。いい友人との関係は本当にありがたいものです。また、中国で留学生として生活できているといことも大切にしたいです。日本に帰ったら中国語で寝言を言うこともなくなるでしょう。

やっとのことで慣れ親しんだ留学生活が変わってしまい、寂しさも感じます。留学中は日本にいるときと比べ圧倒的に多くの人と出会い、別れています。留学生活は短く濃くあっという間です。残り少ない時間を悔いのないように過ごします。

longxia