① 現地の学生、友人について
おそらくこれはどの国にも共通することかもしれませんが、真面目な学生もいればそうでない学生もいます。ただ、図書館の利用者数や勉強の取り組んでいる様子を見ると日本の学生よりも自分の学びたいものに対してすごく熱心な印象があります。普段授業の合間やそれ以外にも図書館を利用するのですが、テスト前に関わらずほとんどの席がいつも埋まっていることが多く、授業の復習をしている様子をよく見かけます。この様子や友人の話を聞く限り、ひとつの授業単位を取ることは日本の大学よりも難しく感じます。
一方授業以外では友達同士で集まってパーティをしたり、買い物に行ったりと勉強と遊びの切り換えの良さ(早さ?)がよくわかります。「楽しむときは楽しむ」「勉強するときは勉強する」当たり前のことですが、特に「楽しむときは楽しむ」時間をフランス人はよくわかっている気がします。それは仕事をしている人にも同様のことが言えると思います。
友人とは家で映画を観たりお酒を飲みながら話をすることがほとんどです。映画や何かしらの動画を観ているとき、それについて思ったことをその場でお互いに言い合うことがあり、たとえ些細なことでもそのように意見を言い合うのはその時間を共に過ごしていると実感できて楽しいです。そして何より、友人思いの優しい人ばかりです。例えば何か悩みがあったときなど、メッセージで話すこともありますが電話をしたりすぐに直接会って相談に乗ってくれたこともありました。
② Paris
今まで駅や空港の乗り継ぎでしか訪れなかったパリにようやく来ました。パリは訪れることに意義のある街だと感じました。たくさんの人々、たくさんのモノ、観光客に溢れて現代的な雰囲気の目立つ街でしたが、その中でフランスという国を築いてきた場所なのだとも感じました。
滞在中は、Notre Dame、Moulin Rouge(映画「Moulins Rouge」の舞台)、Café des 2 moulins(映画「アメリ」の舞台になったカフェ)、Opéra de Paris、Debussyの生家(パリ市内から少し離れた場所:Saint-Germain-en-Laye)、Versailles、Marieが過ごした家に訪れました。移動手段は歩くかメトロを使い、とにかくリヨンよりも線の数が多いので少しややこしかったです。よく知られる観光地には軍隊が常に警備しており、時間帯によってはメトロの中でも見かけました。幸い滞在中スリやテロなど事件には出会いませんでしたが、リヨン出発の夜にシャンゼリゼ通りでテロがあり少し街の様子が気になりましたが、それでも人々はそこで暮らしており普段の日常を続けていました。確かにテロはある意味得体の知れない恐怖ではありますが、何を脅威とみなすかだと思います。
パリ市内にももちろん行く価値のある場所はありますが、郊外に行くこともお勧めします。パリと郊外、パリとリヨン、それぞれ良い部分があり違いも様々ですが、感じてわかる違いだと思います。強いていうなら東京と京都?