〇試験について
6月の26、27日の二日間が期末テストでした。26日はリスニング、スピーキングの听和说と、文法の中级汉语の二科目で、27日はリーディングの阅读と、作文の写作の二科目でした。期末試験は4月末に行われた中間テストとは違い、範囲がかなり広いです。というのも、テスト範囲が教科書すべてから出題されるので、テスト勉強はかなり大変でした。中間テストではテスト前にまとめて復習しても間に合いますが、期末テストでは間に合わないので、日々の復習がとても大事になります。成績はテストの点数だけで決るのではなく、出席点や授業態度なども含まれます。授業を三分の一休むとテストすら受けることができなくなるので注意してください。また他の国の生徒のカンニングが目立ちますが、気にせず自分のテストに集中して取り組みましょう。
〇中国のずさんさについて
私が中国にきて一番中国っぽいなと感じたのは、ずさんさです。
まずは手続きについてです。留学に行く前に大学側から留学同意書が送られてくるのですが、1年留学のはずなのに同意書には半年だけ記入されていて、1年間の留学ビザがとれなくなりかけました。そのとき中国は春節という旧正月の大型連休前で、なんとかギリギリ間に合いましたがあと数日でビザの申請が間に合わないところでした。
次に奨学金についてです。私はJASSOと中国の大学側の両方から奨学金をいただいています。中国側の奨学金は1ヶ月に800元支給されるのですが、支給される日が不確定で、二ヶ月まとめて支給されるということも二回ありました。支給される期日が遅れるだけならまだしも、毎月800元以上支給されると20%の税がかかるらしく、本来二ヶ月で1600元支給されるはずが税のせいにより160元減らされた1440元で支給されることも二回ありました。このことを担当の方にも伝えたのですが、その次の月も改善されずこのままでした。
最後に寮についてです。留学前は1年間通して同じ寮に住めると聞いていたのにも関わらす、前学期の後半あたりで突然1年間通しては住めないという風に言われ、さらには後学期すら寮に住めないと言われました。中国の方の国際交流学院と寮の方の意見の食い違いなどで何回も両方を行き来して説得を試みたのですが、うまくいかず、最終的には後学期も住むことができるようになったけれども8月の間だけはどうしても住めないと言われ、荷物などを一旦全部寮から出さないといけないことになりました。
ほかにもまだまだありますが、この3つの出来事が一番大変でした。このずさんさにもすでに慣れましたが、きちんとすべきところはきちんと行ってほしいと思います。