授業について
私は1セメスター30クレジットのEnglish General Course の授業を取っています。このコースはだいたい1か月程度で授業の内容と先生が変わるのでFree Standing の授業(1か月ほどの短期の授業を自分で組み合わせる仕組みの授業)とそれほど変わりません。また単位もそれぞれの授業ごとで独立しており授業の進め方、 宿題について等も先生ごとでやり方が異なります。
ただFree Standing と異なるのは、生徒が1セメスターまるまる同じメンバーという点です。特に私がとっているコースは少人数制でだいたい10人程度なので、生徒同士で仲良く なれますし協力しあえます。
初めの授業のときは全くペースに付いて行けず、しかも狭いセミナー室で自分の意見をどんどん発言するといった内容だったの で、正直に言うと、苦痛を感じました。しかし初めのうちからそういった緊張を経験すると色んな場面でそれが活きましたし、友達もできましたので有意義な授業 です。
しかし逆に言うと、沢山の友達はできません。ですから、もし授業を通してどんどん人の輪を広げたい人なら物足りなく感じるかも知れま せん。またこちらの試験は日本のそれとは違い、4時間5時間は当たり前です。しかし飲み物や食べ物を持ち込めるので何とか持ちこたえられました。そして試 験の内容は英語を完全に習得していない私には難しいもので、ほとんどのアジア人は追試を受けました。
カルチャーショックについて
苦痛を感じるほどの激しいカルチャーショックはまだ体験していません。しかし今まで過ごしてきた日本とは、やはり違うと気づく瞬間は多々あります。
まずスウェーデン人は日本人ほど働きませんので、お店はすぐ閉まりますし、オフィスアワーが極端に短いです。ですから急に国際部などに問い合わせたいときでも受け付け時間をチェックしておく必要があります。
また、日本人は仕事においてものすごくきっちりしてるんだなぁと何度も感じました。というのは、スウェー デンに到着した日が23日だったのですが23日に「家賃の振込が確認できない」とメールが来たり、言われていた住所が違っていたりもしました。私は寮にす ぐ住めたので良かったのですが、他の日本人の学生で同じく「振込が確認できない」と言われ、寮に入れてもらえなかった学生もいるそうです。(その日は日本人職員の方に泊めてもらったそうです。)
またインターネットで本を2冊購入したのですが、到着が遅かったので問い合わせのメールを送ったとこ ろ、数日後に本は届いたのですが、1か月後に「本が届かなくてすみませんでした、もう1度送ります。」といった内容のメールが届き、結果的に同じ本2冊が また届きました。笑 このようにスウェーデンは仕事において日本に比べて緩い雰囲気のようです。あるいは、日本が厳しすぎるのかもしれません。
スウェーデンの食べ物について
海外で過ごすにあたっての楽しみのうちのひとつに「食事」が挙げられます。私は寮で暮らしているので毎日自炊をしています。前述した通り、こちらではレスト ランはすぐ閉まりますし、外食はこの国の文化ではないようです。近所のスーパーに行くとだいたいの食べ物は揃えられますし、果物、野菜、乳製品は日本より うんと安いです。例えば、じゃがいもが1キロだいたい80円くらいです。円高の影響もありますが、そうじゃなくても安いです。
しかし魚介類 は高く、種類も豊富ではありません。スウェーデン人が食べる魚は、主にサーモンです。しかもほとんどの魚は冷凍して店に並べられているので、私たち日本人 の大好きなお刺身は、基本的に食べられません。ですがダウンタウンに行くと寿司屋があるそうなので、そこでは生魚を食べられるようです。またマルメやス トックホルムへ行かなければ日本食は手に入りません。しかし近所のスーパーでは、醤油やグリーンティー、米が購入できます。
そしてやはり西洋の国に留学に行くとだいたいの人はそうですが、太ります。菓子類はうんと甘く、ピザやサラダは塩辛く、ほとんどのものの味が日本のものと比べて濃いです。
し かしもちろんこちらでしか購入できない食材も沢山あるので、買い物や料理は楽しいです。こちらはチーズの種類がたいへん豊富でどれも安価ですし、メキシカ ンタコスのコーナーやタイフードが流行っているようでタイの食材もよく見られます。たまに冒険してよく分からない食材を購入し失敗してしまうこともあります が、懲りずに面白い食べ物にどんどん挑戦しようと思います。