Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2011年9月号 国際文化学部 N.Y

オリエンテーションについて

 

リネウス大学では8月27日に交換留学生を対象としたオリエンテーションが行われました。今年は世界中から500人ほど留学生が来ており、国の数は37ヶ国に及ぶそうです。オリエンテーションは二日間に分けて行われ、到着日によって決められていました。内容は病気になった時や警察、消防の緊急連絡先やスウェーデンでの飲酒、喫煙、交通のルール説明などで警察の方が話に来てくださいました。またバスの乗り方や授業のコース変更のやり方なども説明されました。そのほか、寮の罰金制度の説明やbed bugが最近よく出るようで、そのbed bugの見た目の特徴を説明されました。また湿疹や痒みが出た場合はすぐにhousingの会社に言うように何度も念押しされました。その後はリネウス大学のクラブ活動やサークルの紹介で、実際にコーラスサークルなどは歌を披露してくれました。朝の10時からランチや休憩をはさんで午後4時ごろまで行われました。また、リネウス大学にはinternational officeという留学生をサポートしてくれる部署があるので、何か相談したいことがある場合はそこにまず行くように言われました。このオリエンテーションもinternational office主催のものです。

環境について

リネスウ大学はスウェーデンの南の方のvaxjoという街にあります。学校から駅や商店などがあるダウンタウンまではバスがたくさん出ており、行きたい時に行くことができます。また歩いても40分程なので、天気が良い時などは歩いて行く人も多いです。途中に通る湖の周りの遊歩道はとても景色が綺麗です。
私が暮らしているのは学生寮で、1フロア13部屋あり、キッチンとリビングが共有ですがトイレと洗面台とシャワーは一部屋に一つずつ付いています。なので、ご飯を作るときや食べる時は他の部屋の人達としゃべりながらすることが多いので、友達はすぐに出来ました。わたしのフロアは台湾人2人、オランダ人2人、日本人が私を入れて2人、あとはロシア、ドイツ、韓国、中国、アルメニア、スペイン、パキスタンの学生が1人ずつ暮らしています。週毎に掃除当番が決まっていて、交代で廊下、キッチン、リビングの掃除をします。そして週に一回管理会社の人が点検に来てチェックされます。余りにも汚い場合は連帯責任で罰金があるそうです。寮は私が住んでいるPGの他にも沢山種類があり、2人一部屋や一人暮らしのような広い物件まで様々です。私のフロアでは誰かが引っ越していくときなどはパーティーをひらき、各々が自分の国の料理をつくります。なのでスウェーデンにいますが、たくさんの国の料理を食べることが出来ます。毎週金曜日はどこかのフロアでパーティーがあり、大音量の音楽が夜8時頃から流れだし人がお酒を持って沢山来ます。このパーティーは10時から開くパブへのプレパーティーでみんな酔っ払ってから行くそうです。

日本語の授業の補助

私は今、週1回か2回時間のあるときに地元の高校の日本語の授業のお手伝いに行っています。こちらに住んでいらっしゃる日本人の先生からお誘いのメールを大学を通していただき、参加することになりました。主に一緒に日本語の挨拶や敬語などを練習しています。はじめはひらがなから三年生は簡単な漢字まで読み書き出来ます。先日は語学の授業の合同発表会があり、私も浴衣を来て参加させていただきました。みんなで日本語の歌を合唱したのですが、本番前は何回も高校生に混ざって練習に通い、高校生との仲もとてもよくなりました。スウェーデン人は日本人に似ていてシャイだと聞いていましたが、高校生は特にそのようで、心を開くまでは自分からは積極的に声をかけてきたりしません。しかし時間が経つと自然に距離も縮まり打ち解けることができました。私は今後も行ける限り高校で授業のお手伝いをしたいと思っています。またリネウス大学でも日本語の授業があり、お手伝いをさせていただけるので今度参加する予定です。