私は現在5つの授業を受講しており、すでに終了している授業もあります。その中からPhilosophy of Education and Critical Theory という授業の紹介をしいたいと思います。私は日本にいる時から哲学の授業を取りたいと思っていましたが他の授業との兼ね合いからまだとることができていなかったためフィンランドで何か哲学に関係する授業が取れればなあ、と考えていました。哲学の授業は個人により好き嫌いが分かれる科目ではありますが、私は全体を通して楽しむことが出来たと思います。Philosophy of Educationと名がついていますが、実際には教育哲学の考え方に関してはそれほど深くは触れず、その成り立ちや歴史などが主であり、そのほかには懐疑論や認識論、Metaphysicsなど哲学全般にわたり学習しました。私自身は教育に直接触れない話しでも教師と生徒という関係または学校という組織に置き換え理解していたので(まだ英語能力的に話しのすべてを理解してるわけではありませんが)、自分の中にあったものを考え直すよい機会になりました。単位をもらうためには毎回の授業のlecture diary(一つにつき1~2ページ) と100ページほどの資料をよんでのエッセイ(6ページほど)を書いて提出すればその出来によって評価されます。授業自体はすでに終わっているのですがlecture diary やショートエッセイは帰国の2週間前までに出せば良いという仕組みになっていて、日本では考えられない方式なのでとても驚きました。教育、というよりは哲学に興味がある人は取ってみる価値のある授業だと思います。
9月号のレポートでも何人か書いていましたが、フィンランドのお店は一番長く開いているスーパーでも夜10時には閉まってしまいます。街にあるショッピングモールなどは7時に閉まります。それに加え土曜日はさらに営業時間が短くなり日曜日にはほとんどのお店がオープンしていません。日本の感覚で言えばなぜ一番の稼ぎ時に店を閉めてしまうのだろうかと考えてしまうし、休日の街に人がいない光景が少し怖いようにも感じます。また、それは私が住んでいるヨエンスウだけではなくフィンランドという国全体に言えることなので、首都であるヘルシンキに行こうと思っても土日では観光なら出来ますが行きたかったお店が閉まっていることも十分にあり得ます。実際フィンランド人の友人の実家のKuopioという街(ヨエンスウの2倍ほどの街)に連れて行ってもらった時には土曜日に買い物をしましたが入りたかった店がすでに閉まっていることもありました。この習慣には慣れるまでとても不便に感じていましたが、今は必要なものは平日のうちに買っておき、休日は家で自分の時間をすごしたりパーティなどをして楽しんでいます。時間ができたら近くの国や国内を旅行してみたいと思います。