<カルチャーショックについて>
今回、交換派遣に来る以前にも私は韓国を訪問したことがあったため、文化的な違いについても、多少は知識がありました。しかし、その中でもカルチャーショックとして特に驚いたことについて、報告したいと思います。
まず一つ目としては、事前通告が遅いことです。日本と違い、韓国では行事の知らせや提出書類の期限がギリギリになって知らされることが多い、という話は留学に来る前から聞いていましたが、実際に経験してみると想像以上に大変でした。行事予定が一週間を切った頃に知らされ、別の予定との兼ね合いが難しかったり、その詳細が前日になっても知らされず、日時と集合場所が分からず困ったりしたことがありました。
これに関連して、留学前に事前に聞いていた内容と違う点もありました。今年度以前に東亞大学に派遣されていた学生には日本語を学習した現地学生バディが手助けをしてくれる制度がありましたが、今年度は制度が変更され、現地学生バディは留学生4人に対して1人が対応するという形式になり、さらに日本人留学生に対して日本語学習者がつくという訳ではないので、韓国語しか話せないバディもいます。これは私が実際に韓国に来て、2週間ほど過ぎてから制度が変更されたという事実を知らされました。
二つ目には、宴席でのお酒のマナーに大きな違いがあることです。韓国の特に学生の間では「お酒ゲーム」というものがあり、サークルの食事会などではお酒を飲みながら自己紹介などをゲーム形式で行い、交流を深めるものだそうです。また、目上の人の前では顔を背けて飲むことや、再度注ぐ場合には完全にグラスが空になってからでないといけないことなど、韓国特有のマナーが多いことにも文化的な違いを感じました。
<留学生体育大会>
5月4日にバディが企画した留学生の体育大会がありました。大学から少し離れた運動公園で開催されたのですが、8チームに分かれて大縄跳びや綱引き、選抜リレーなどの運動競技や東亞大学に関するクイズなどで総合順位を争い、上位には賞品も用意されていました。また、抽選でiPadが当たるようなイベントも同時に開催されました。当日には揃いのティーシャツとチームカラーごとのリストバンドが配布されました。現地学生バディだけでなく普段は別のクラスで学習する留学生とも交流もできる場になりました。昼食にはお弁当も配布されました。
東亞大学では留学生の体育大会とは別で、同時期に学科ごとの体育大会もスンハクキャンパス内で行われていて、講義の代替としても参加をすすめられているようです。龍谷大学など日本の大学で体育大会を開くことはあまりないので驚きましたが、韓国の高校では学校によっては体育大会が開かれない高校もあるようで、代わりに大学で体育大会をすることもあるようです。