Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2011年10月号 経済学部 R.K

授業紹介(受講している科目について)

まず留学生には必修課目で、フランスの文化を学ぶ授業と、フランス語の授業がそれぞれ週に一つずつあります。 文化の授業は大人数の授業で、リヨンの町の歴史や文化、有名な建築物や観光地などについて学んでいます。基本的に教授が前でパワーポイントをつかいながらしゃべり、学生はそれを聞きながらノートに写す授業です。教授の話すフランス語は少し遅めで、フランス語に慣れてない人でも理解しやすいのではないかと思います。授業の内容も興味深く面白いのですが、パワーポイントのスライドの切り替えの速さが非常に速いです。最後までノートに写せずに困った表情を見せる学生が少なくないです。この授業は月に一回美術館や博物館などに行きレポートを提出する課題があります。次に必修のフランス語の授業ですが、これは事前にクラス分けテストがあり、だいたい1クラス二十人くらいに分かれて授業を受けます。留学生の数は非常に多いので、クラスの数も多く、授業の難易度もそれぞれ違うのですが、授業の内容もクラスによって全く異なる内容らしいです。私のクラスは基本的なフランス語文法練習と少し難易度が高いリーディングの練習をやり、教授がただ順番にあてていくといった内容で、私にとってはあまり面白くない授業です。他のクラスの人たちの話を聞くとほとんど会話中心のクラスもあるらしいです。

カルチャーショックについて

フランスは日本と町の雰囲気や風習が異なる部分も多く、さまざまなカルチャーショックに出会いました。まず買い物の面で困ったことは、フランスには日本のコンビニみたいな二十四時間営業みたいな店がなく、夜遅くに買い物はできません。また、スーパーも遅くても八時半には閉まります。食料品の値段はパリにくらべるとお手頃なのですが消費税が高く決して安いとわ言えません。買い物袋も自分で用意しないといけなく、忘れたら店で買わないといけません。また、日曜日はほとんどの店はしまってしまい、土曜日には日曜日の分も買わないといけません。私は何回か日曜日の分を買うのを忘れてしまい、外で食べる羽目になりました。不便ですが、同時にフランス人は自分の時間も大切にしているのだなと思いました。次にレストランですが、日本みたいに手軽に食べられる所がほとんどありません。レストランが何件かあるのですが、どこも学生にとっては高いです。フランスのレストランはジュースなどの飲み物と食後のデザートを強く注文するように勧めてきます。ここで、いらないときはいらないとはっきり言っておかないとさらに高い料金をとられます。しかし、おいしいレストランが多く、たまに友達と食べに行っています。また、フランスは外には公衆トイレがなく、有名な観光地や大きいデパートでさえも見つけるのが大変です。あったとしてもお金を取られるところが多いです。

バカンス

十月の終わりに一週間バカンスがありました。フランスでは夏休みや春休みなどの長期休暇以外に定期的に何回かこういった休みがあるらしいです。フランス人の学生の大半は実家に帰りました。また、フランス人は普段の日はバイトをしていない人も多く、こういった休みにやる人も何人かいるいらしいです。私は、休みの日がたくさんありすぎると何をしようか迷う日もありますが、フランス人は余暇の時間の使い方がとても上手な人が多く、一日一日を大切に生きていってる感じが強くしましたので、とても感心しました。日本人学生や留学生の多くはこのバカンス中にどこかフランスを旅行してきた人がたくさんいまして、私も最初はどこか旅行に行こうかと考えてたのですが、リヨンに残ったフランス人の友達に買い物やパーティーなどに誘われたので今回はリヨンに残りました。休暇中は日本人の友達とはほとんど一緒に過ごさずフランス人の友達と一緒にいました。まだ私は本当に片言しかフランス語が話せずリスニング力も不十分で、話していることが分からずつらいと思った瞬間もたくさんありましたが、彼らは私のためにゆっくり話してくれたり、下手なフランス語でも聞いてくれたりもしたので、自分にとっては貴重な日々を過ごせたと思います。もっとフランス語がうまくなりたいと思い勉強に対するモチベーションもあがりました。次のバカンスはどこか旅行に行き、いろいろな自分のしらないフランスを見て回りたいと思っています。