現地の学生、友人について
私はこの交換留学を通してたくさんの友人に出会いました。留学生向けオリエンテーション、授業、ダンスと、日本のクラブが主な出会いの場となりました。しかし正直なところを言うと、秋のセメスターでは日本人の交換留学生以外の友達がなかなかできませんでした。英語がもともと話せる留学生が多いため、第二言語として英語を学んできた私にとって、彼らの輪に入ることは、初めはそう簡単ではありませんでした。それでも、ヒューロンカレッジの留学生対象のイベントに参加したり、キャンパス内で頻繁に顔を合わせたりするうちに少しずつ距離が縮まりました。留学生の友人は全体的に明るく寛容な人たちで、今では一緒にいて安心感があります。そして、授業で友人を作るのはやはり想像通り難しいと感じたのが率直な感想です。ペアワークを指示されたときには、日本人留学生以外に声をかけに行くのはとても勇気が要りましたが、クラスの合間の休憩時間まで話が続いたりすると、頑張って声をかけてよかったと思えます。まずは、一回目の授業で隣に座ったクラスメイトに自分から挨拶してみることが大事だと思いました。Philosophyのクラスメイトとは、一緒にテスト勉強をしたり、ご飯を食べに行ったり、Writingの課題を見てもらったりするほど仲良くなりました。反対に、クラブ活動は、共通の趣味や関心がある人たちと出会える場なので、積極的に参加してよかったと思います。最近は帰国まで残り短いということを頻繁に意識しますが、そのたびにカナダで出会った友達と離れ離れになることを考えて、とても寂しい気持ちになります。
留学生向けイベントについて
上記のトピックでも言及した留学生のイベントについて、もう少し具体的にお話したいと思います。カナダに着いてまず初めに、留学生用のオリエンテーションが行われました。それ以降も、留学生を対象に企画されるイベントが何度か開催されます。ヒューロンカレッジには留学生たちのキャンパスライフをサポートしたり、イベントを企画したりするスタッフや学生たちがいて、主にFacebookのグループを通してイベントのプランが共有されます。ちなみに、カナダ到着日に空港へピックアップに来てくれる学生たちもそのメンバーです。内容は食事が多く、他にもスケートやショッピングなどのように、キャンパス外で行われるアクティビティもあります。具体的には、冬季だけダウンタウンの公園に設置されるスケートリンクでのスケートや、雪の斜面を滑るチュービング、土曜日に日帰りでトロントへショッピングに行くイベントがありました。旧正月のシーズンには中華料理などが準備されたディナーがあり、各セメスターの終わりが近づくと、留学生のお別れディナーが開催されます。最近のイベントでは、メープルシロップの精製所の見学に行きました。私は個人的に、秋のセメスターはあまりイベントに頻繁には参加していませんでしたが、冒頭でも述べた通り、冬のセメスターが始まってからは留学生との交流の場により多く参加するようになりました。また最近では、グループでの企画でなくても、留学生同士で約束して外食に出かけたりすることも多くなりました。