〈日本から持ってきてよかった物〉

韓国でも基本的な生活用品などは日本と同じように買うことができますが、少しずつ違う点もあるので、今回私が日本から持ってきた物の中で役立った物を紹介したいと思います。

・医薬品

…韓国でも薬局に行けば医薬品は買えます。しかし、錠剤のサイズが大きいものや、成分が違っていたり、普段服用しているものより刺激が強かったりと、体に合わない場合もあるので、常備薬は持っていくことをお勧めします。具体的に私が持ってきたものは、鎮痛薬、かゆみ止め（虫刺され等）、酔い止め、総合風邪薬、のどスプレー、点眼薬、便秘薬、咳止め薬、鼻炎の薬です。

・歯ブラシ

…もちろん韓国でも買えるものですが、日本の歯ブラシよりブラシ部分のサイズが大きく、硬めのものが多いです。私は日本で使っていたサイズが使いやすく、柔らかいものを使いたかったため、多めに持ってきました。

・生理用品

…全体的に韓国の生理用品は日本よりも２倍近く高い印象があります。特に肌の弱い人は普段使っているものを使用するのが安心です。留学で長期間滞在することを考えると大量に持っていくのは厳しいかもしれませんが、現地に慣れていない初めのうちは日本製品を使えるように持っていくのがいいと思います。

・日本の食品

…日本食レストランなどもありますが価格はやはり高めです。インスタントの味噌汁やカップラーメン、カップうどん、またリゾットなどお米タイプの即席食品は、たまに日本の味付けを食べたくなった時に役立ちます。さらに手軽に持って来られるお菓子もお勧めします。私の場合は、大好物の梅ぼし味のお菓子が韓国では滅多にないため、日本から大量に持ってきました。気分転換のためにも好物のお菓子などがあると良いと思います。

・日本語で書かれた韓国語参考書

…韓国の書店でも外国人向けの韓国語の参考書は買えますが、多くは韓国語または英語で解説が書かれています。日本から日本語で解説が書かれた参考書があれば余分なストレスなく確認できると思います。

このほかにも自分がこだわりを持っているもの等は日本から持っていくのが良いと思います。特に歯ブラシや下着など、日本のものとはサイズが違うこともあるので注意が必要かと思います。洋服に関しては現地で安く買えるもので十分だと思ったため、必要最低限の量だけ持ってきました。

〈ボランティア活動〉

私は留学に来る以前から、日本国外でボランティア活動に参加することに興味がありました。そこで今回は、私が韓国で参加したボランティア活動について紹介したいと思います。

日本でもボランティア活動をする学生は多くいますが、韓国でも学生のボランティアは多いです。就職活動を考えたとき、ボランティア活動を経験していることが有利に働くのではないか、と考える現地学生も多いようです。

インターネットで『www.1365.go.kr』と検索すると韓国で募集中のボランティア活動の情報やその申請をすることができます。さらにホームページでは参加した活動の証明書も発行できるようです。参加には本人確認が必要で現地在住の場合、一人一人に住民登録番号というマイナンバーのようなものが存在するのですが、現在留学中の私も外国人登録番号という形で今回ボランティア活動参加を申請することができました。

私が参加した活動は、マラソンイベントの運営補助でした。物品保管所で来場者・参加者の手荷物を預かり、イベント終了後に再度間違いなく受け渡しをするという、比較的単純な活動内容でした。

今回は簡易テント内の作業ではありましたが、暑い時期に野外活動を８時間以上続けることや、来場者の方に対し手荷物を預かる際の注意点などを細かく伝えることなどは、活動に参加してみて少し大変でした。それでも、同じ活動参加者から手伝ってもらったりして、無事にやり遂げられたので、日本国外でボランティア活動に参加できたことの達成感を味わうことができました。周辺のいろいろな大学からボランティア学生が集まっていましたが、外国人参加者は私一人でした。ボランティア活動を通して、他大学の学生との交流の場にもなるので、機会があれば参加してみるのも一つの経験になると思います。