2つの試験について紹介したいと思います。
Oral
先週、最後の20分プレゼンテーションを終えました。テーマの”英語”に関わる事なら何でも良かったので、私は日本に来る海外からの観光客の増加と彼らに対する自治体の様々な政策、関西の観光地の変化(電車や街のサインの英語表記化や、京都市の取り組み等)について発表しました。
慣れ親しんだメンバーとは言え、前日から緊張であまり眠れませんでした。実際の発表は、みんな興味をもって私のプレゼンテーションを聞いてくれ、その後のディスカッションでも日本の四季や、交通機関についての質問を受けたり、逆にフィンランドの移民政策についてノルウェーの事件なども絡めて話したり、とても内容の濃い話し合い、レビューを持つことができました。
この授業は9月から、最後のbig presentationに向けてたくさんの課題をこなしてきました。人に話すスキルを身につける、自分が無意識に行っている緊張をほぐす方法に気付く、たくさんの情報をどうまとめるか、などです。実際最後の発表を終えたと言う達成感でいっぱいです。来てすぐの頃、この授業がとても辛かった分、思い入れの強い授業となりました。
Economic development of border region
この授業はわたしにとって唯一の筆記試験でした。問題形式は、いくつかのQ&Aと、記述でした。記述問題は、授業で先生が話していたことだったので書くことができました。単位がもらえているのかどうかは、自信はあまりありませんが、この授業で、フィンランドの輸出入においてロシアがとても大きな存在で、ロシアに依存している部分がたくさんあること、ヨーロッパの国々において、“国境”というものが国の経済や産業にどれだけ大事な物であるのかを知りました。とても興味深く、様々な視点で物事を見ることの楽しさを感じました。経済を勉強したことが無かったので、新しい単語ばかりで辛かったですが、後期も時間があれば他の学科の授業もとっていきたいと思いました。
フィンランドに来てから、危険を感じた事は一度もありません。人がみんな穏やかであり、また夜はとても冷え込むので、若い子達が深夜たむろするような所を見たこともありません。すられたり、置き引きにあったという話も聞いたことがありません。むしろ、大阪のほうがよっぽど治安が悪いと思います。トラブルについても特にありません。 日本と同じ様に、最低限のことを守っていれば何も事件に巻き込まれることはないと思います。ただ、どこの国でもそうですが、アジア人の女の子好きな外国人が割と多く居るので、気をつける必要があるとは思います。しかし、それも個々でしっかりと判断し、うまくつきあって行けば問題ないと思います。
フィンランドで、クリスマスは国で一番大きなイベントです。10月頃からスーパーはクリスマス製品に溢れ、家がクリスマス仕様にデコレーションされています。こちらでは、クリスマスは家族と過ごすイベントで、お正月が友達と過ごすイベントの様です。その為、24,25日のクリスマスまでに、友達や仕事場の同僚で行われる”Pikku joulut” というParty がたくさん開かれます。Pikkuとは小さなという意味で、Jouluはサンタクロースと言う意味です。このパーティーではクリスマスのお菓子を食べてみんなでお喋りしたり、クリスマスソングを歌ったりします。クリスマス特有のお菓子と言えば、“gingerbread”と、”Joulutortut”です。 ”gloggi”という、シナモンのような匂いのする赤い、暖かい冬のドリンクもあります。Ginger breadもJoulu tortutもこちらの人は手作りします。先日、ホストファミリーにjouluturtutの作り方を教わりました。私はジンジャーブレッドも大好きなので、これも習得して、日本に帰ってもフィンランドくらいクリスマスを楽しめる様にしたいです。
私も既に2つに参加しました。こちらに居る日本人とのピックヨールと、フィンランドの学生主体のpikku joulu です。まだあと幾つかのピックヨールを計画していて、本当にこちらの人はクリスマスを愛しているなあと思いました。外が寒くなってきていますが、暖かい部屋の中でみんなでクリスマスパーティーをたくさんして、楽しく陽気に過ごすことで寒い冬も乗り越えて行けるような気がします。
gingerbread