Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2018年7月号 経済学部 T.R

授業紹介

交換留学の際に気になることや心配になることがいくつかあると思いますが、授業の内容もその一つだと思います。龍谷大学からのドイツへの交換留学生にはドイツ語の授業が義務付けられているはずですので、ドイツ語の授業から少し紹介していきます。ドイツに来てから授業を登録する前に、一度インターネットを使ったプレースメンステストというものを行い、今自分のドイツ語のレベルがどの程度なのかを確認し、そのレベルにあったクラスに振り分けられます。授業の概要について説明します。一回の授業時間は4時間で、途中に約10分間の休憩をはさみます。日本の講義と比べると非常に長いです。その4時間の授業が一週間に二回あります。授業では日本の語学の講義と比べて人との会話やディスカッションを通じて語学の学習をすることが多いです。残りに時間にはリーディングと文法の練習などもします。授業の風景は日本とは違い生徒たちの発言が多いです。家庭の事情や仕事にドイツが必要などと様々な理由でドイツ語を学びに来ている学生が多いためなのかわかりませんが、そのような積極的な授業が毎回行われます。なので、日本に比べると比較的いい環境で授業を受けられるかと思います。次に日本の大学と同じように経済学や経営学などといった授業も受けることができます。基本的にはどんな授業でも登録すれば受けることができます。私は経済の授業も受講していましたが、専門用語などが多すぎてあまり内容が入ってこなかったのが現状でした。なので、単語の習得や耳を慣れさせるためなどの語学の勉強につなげるためと割り切って受講する分にはいいと思いますが、しっかりと内容を学びたい場合には、ドイツ語のレベルをある程度高くして留学に来ることをお勧めします。

 

試験について

日本の大学と同じように学期末になると試験があります。一般的に試験は学期の最後に設けられている試験期間に行われますが、ドイツ語や英語などの語学の授業の試験は、授業の最終日に行われます。試験は大学にある大きめの階段教室にて行われます。試験はリスニングとリーディング、ライティングや文の作成とだいたい4つのカテゴリーに分けられていたと思います。そのカテゴリーのなかで10%以下の得点しか取れなかったものがあった場合、試験は不合格になります。つまり、もしリーディングやライティングがすごく得意な生徒がいたとしましょう。その2つのカテゴリーで高得点であったとしても、リスニングが10%にも満たない得点しか取れなかった場合には、その生徒はドイツ語の試験が不合格となり、単位は取得できません。つまりは様々なカテゴリーをバランスよくできていることがドイツ語においては試験を合格する秘訣だといえます。あと、試験を受けてみてアドバイスできることが一つあるとすれば、単語をしっかりと習得しておくことをお勧めします。文法も授業や宿題で学習したので試験に出ることを想定し、しっかり勉強したのですが、文法問題はひとつも出題されませんでした。文法は文章を読解や会話では必要不可欠なことですので、当然勉強は必要ですが、試験に合格するには既知の単語の多さが非常に重要な役割を果たすと思いますので、しっかり勉強してから留学に来ることをお勧めします。