カルチャーショックについて
私にとって、ポーランドでのカルチャーショックは良い意味でも悪い意味でも大きかったです。私はポーランドに留学するまでに、アジアの国とニュージーランドへしか行ったことがありませんでした。なので、ここにくるまで、ヨーロッパに自分が住むという想像ができず、ポーランドに到着したときは全てに驚きました。視覚から聴覚から入ってくるもの全てが新しいものだったからです。一番は、言語だと思います。人と会話する上で、言語はとても大切なツールですが、ポーランド語が話せない私には、周りで話されていることが全くわかりませんでした。また、ポーランド語表記ばかりで、お店の人が英語を話せないということも稀ではなかったため、ストレスに感じていました。着いた当初は、言語を初め文化の違いにストレスを感じていたこともありました。しかし、だんだん文化の違う友達が増えて、たくさん会話したり、遊びに行ったりすることで、文化の違いをストレスとして感じなくなりました。自分がこのポーランドで8ヶ月の時間を過ごし、慣れてきたのもありますが、文化が違うことで、ポーランドのことや、友達の国についてもっと知りたいと思うようになりました。
ポーランドに来た当初は、言語や人との付き合い方、食べ物などに対してネガティブに文化の違いを感じていました。しかし、自分で何もかもできるようになって、生活に慣れてくると、文化の違いをポジティブに捉えるようになりました。また、そのような文化の違いを感じた時、新しく学んだような気がしたり、そこから学ぶこともあります。なので、カルチャーショックはいい意味で考えられるようになりました。
Noc Muzeów (The Museum Night)について
The museum night はワルシャワに住んでいての大事なイベントの1つです。このイベントはポーランドの博物館や色々な建物がこの日限定、無料で解禁されます。私はポーランドでできた友達とthe museum nightを楽しみました。私が訪れた場所は、世界第二次世界大戦後のワルシャワの風景を収めた写真館と芸術系の学生の展示会と日本についての展示を見にいきました。写真館では、1945年前後の写真がたくさん展示されていました。戦争でワルシャワの建物はほとんど壊されてしまったので、瓦礫の山となったワルシャワの写真や、その変わり果てた街を眺める人の姿など現在のワルシャワからは想像つかない写真ばかりでした。次に訪れたのが、芸術作品の並ぶ展示会でした。その展示会のコンセプトは、人間みんな体を持っていて、その体を男女分けるのではなく、その体を使って表現しようとするようなものでした。とても影響を受けるような展示会でおもしろかったです。最後に訪れたのが、ワルシャワ大学の日本語学科の学生たちが学校で主催していた展示会に行きました。そこでは浴衣が並んでいたり、忍者をモチーフとしたイベントをしていたり、日本の三味線を使った音と京都をモチーフとした映像など、ポーランド人が感じる日本のイメージを感じることができて、とても興味深かったです。このイベントは年に一回のイベントなので、どの場所も行列ができていました。またナイトミュージアムということで、夜中の2時まで開催されていて、夜中なのにたくさんの人がいて、とても面白かったです。