Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年12月号 国際文化学部 I.I


1.帰国後留学経験をどういかす予定なのか

私はアサンプション大学に留学する前に、すでに卒業論文をのぞく全ての単位を履修することができ、卒業論文も遠隔操作という形でゼミの先生に指導していただき無事提出することができたので、3月に大学を卒業する予定です。ただ私は教職をとっているので、科目等履修生としてもう1年大学にいますが、卒業するので、比較的時間に余裕をもつことができると思っています。留学に来る前は、教師になりたいとおもっていたのですが、今回の留学を通して本当に広い視野をもって自分の将来を考えることができるようになりました。今までは考えもしなかったタイで働くという選択肢ももちろんのこと、もっともっといろんなことに挑戦したいなと思えるようになりました。タイは母語が英語ではありません。タイにきてすぐ、タイ語が話せなかった私にとって英語ではなしてくれる人がいるだけで十分うれしかったのですが、それ以上に日本語が話せる人に出会った時の安心感はいまだに忘れることができません。母語以外の言語を話せることがこんなにも誰かの力になれると感じたあの時の気持ちは、この留学生活一度も忘れることがないくらいの衝撃でした。だから今すぐに自分の将来何をしたいかと聞かれて答えることはできませんが、言語をつかって誰かの役にたつような仕事をすることでこの留学生活をいかせていけたらいいなと思っています。日本に帰っても、英語はもちろんですが、タイ語の勉強もしっかりつづけていきたいとおもっています。

 

2.この10か月をふりかえって
この10か月を振り返ると本当にあっと言う間でした。実家通いをしていた私にとっては一人暮らしをするということでさえはじめての体験で、来たばかりの時は本当にやっていけるのかという不安しかありませんでした。慣れない生活に、来たばかりの時は帰りたいとおもうことばかりでした。インターナショナルの大学なのだから、タイ語がはなせなくても大丈夫と思っていた私は、挨拶さえも知らずにタイにやってきた上、タイ語をはなせるようになりたいと思いもしませんでした。そんな私が真剣にタイ語を勉強しようとおもい、がんばって勉強をつづけてこられたのは、大好きな友達のおかげです。大好きなタイ人の友達ともっともっとコミュニケーションをとりたい、もっと仲良くなりたい、そう思えたからこそ、がんばろうと思いました。タイ語はもちろん、英語力に関してもまだまだ自分の言語力に胸をはることはできません。自分自身が成長できたかときかれても、これもまた胸をはって言うことはできません。まだまだこっちでやれたことがたくさんあるようにも思うからです。でもそんな私が唯一胸をはれるのは、私は人にめぐまれていたということです。私がここで出会った人は本当に素敵な人ばかりでした。いつも私を笑顔にさせてくれました。いつも私を幸せにしてくれました。私の人生をカラフルにかえてくれました。

 

友達、先生、スタッフ、家族、このマンスリーレポートを読んで下さった方、私のことをささえてくださったすべての方にありったけの思いをこめて、この場ではありますが感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

PS.留学は英語力を伸ばすためだけのものではないと思います。タイと聞いて危ないイメージをもつ人も多々いるかもしれません。今更タイ語なんてって思うかもしれません。英語力を伸ばしたいのであれば欧米にいくのが良いというのはいうまでもありません。しかし言葉ではなかなか説明できませんがタイにしかない、タイでしか得られないものがたくさんあると思います。留学する国の一つとしてタイを選択肢にいれるのはとてもいいことだと思います。

 

国際文化学部I.I