Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年1月号 文学部 Y.M

Ⅰ この1年を振り返って

1年は本当にあっという間に過ぎ去りました。1年も前から準備をして期待に胸を膨らませていた留学も気づけば残りわずかとなりました。早いといったものの、思い出は多く、ひと月ひと月振り返ると思うことは多いです。はじめは英語に不安を抱いて恐れていた友達との会話も、英語で学ぶ新しい授業も、気づけは慣れていました。英語に関しては永遠の課題で、会話をできるようになりたい、あの人みたいな英語を話したいと常々思いながら勉強していました。それでも友達の存在は大きく、どんな場面でも友達に助けられていたと思います。タイだからネイティブ英語のスピーカーは少ないと思っていましたが、現地留学生、先生、友達から沢山の人に出会い、英語も人生経験も学ぶことができました。少し自分に自身がついたとともに、自分を受け入れて好きになることもできた1年だと思います。留学前の目標として掲げていた、「ひとりでなんでもできるようになる」は達成したかわかりませんが、少なくとも近づくことはできたと思います。

 

Ⅱ 帰国後どう留学経験を生かす予定なのか

私は留学前から抱いていたコンシェルジュになるという夢に向かってさらに突き進みたいと思っています。留学中にはホスピタリティを学ぶことができ、学習する中でコンシェルジュがいかに魅力的な職業であるか、いかに難しく、プロになるためにはどれほどのトレーニングが必要か知ることができました。また、自分がなりたいと思っていた職種だけでなく、ホテルで働く人々にはどのような役割があるのかを知ることができました。それからホテルを訪れたときにどのひとがどのような役割で動いているのかという視点から眺めることができとても興味深いものでした。自分が将来なりたい職業についてよく学び、知識を得て、さらに興味をもつことは素晴らしいことだと思います。帰国後、ホスピタリティーを学べる場を求めたいと思います。さらに、留学先で各国からきた人と友達になれたのは、これから先インターンシップや仕事をしたいとき、海外に旅行したいときにこの友人関係が大きな役割をしてくれると思います。この留学は1年でしたが、ここでできた友達とは一生のお付き合いだと思っています。

最後に、言語についてです。完璧に話すことができるようになりませんでしたが、タイ語を学び、易しい会話が成立するようになりました。他にも中国語を授業で勉強しましたが、他の言語が話せれば話せるほど、人との輪が広がります。第一に英語がしゃべれるようになったからには、認められる英語を話せるようになりたい思っているため、TOEICやTOFULなどの認定試験に向けて勉強も続けたいです。

 

Ⅲ ABACの教師と学生について

大学の教師はタイ人がもちろん大多数ですが、外国人教師が半分以上占めています。英語の会話中心の授業があるため、ネイティブスピーカーとの授業は必須です。教師の出身国はさまざまで、ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアはもちろん、ミャンマー・インド・マレーシアといったタイならではの近隣国出身の方も多いです。それぞれの国のアクセントが強く、特にタイ英語には苦労しました。1セメスターは幸運なことにネイティブスピーカーと英語圏への留学もしくは滞在経験の豊富なタイ人の教師に恵まれ、アクセントに対する抵抗は一切感じず、タイで学習してる気がしないほど学習環境がよかったです。一方、2セメスターではタイアクセントの強い教師にひとり出会い、新しいことを習う中で教師の英語を推測する場面が多く苦労しました。学生に関しても同じことが言えます。留学経験のあるタイ人学生のアクセントは美しく問題ありませんが、インターナショナルスクール卒業でない生徒はとてもタイアクセントが強く、グループディスカッションなどプレゼンでは理解に苦労します。