Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年11月号 国際文化学部 A.T

 

 

 

 

 

 

カルチャーショックについて

バンコクに来て9ヶ月が経過しました。日本では考えられないような様々な違いが多数存在しますが、今回のレポートを書くにあたって、違いに慣れ感覚がタイ人化して来た自分に気づかされています。私が感じたカルチャーショックは大きく分けて3つあります。

一つ目は交通マナーです。日本でいう軽トラのオープンスペースがもっと広い車の荷台に何人も人が乗っておりそのまま高速道路ですごいスピードで走っていること、2人乗りのバイクに4人乗っていること、普通サイズのタクシーに友達7人で乗りたいといっても乗せてくれ結果運転手を含め8人乗りは特例ではないこと、逆走するバイクの存在、これらを見逃している警察などなど。

二つ目は、時間に対する曖昧さです。タイに降り立った時にすでに感じたのですが、待ち合わせ時刻どおりに事が進むということはまずありません。私は、集団の規模や性格を分析して、どのくらい自分が遅れていくのがベストかを考えるへんな能力を身につけてしまいました。

三つ目は、性に対する考え方が非常に寛容であることです。皆さん知っての通り、この国にはゲイやニューハーフの方が大勢いらっしゃり、彼らにとって暮らし易い街であると言われています。実際私も男性の好きな男性、女性の好きな女性の友達が多数いますが、彼らは何らタイの友達と変わらない、人懐っこく愛嬌に満ちたすばらしい性格の持ち主です。

勢いのまま書いてしまったので、タイって少々住みにくい国なのでは・・・と思われても致し方ありません(笑)。ここに書いたような様々な面で見受けられる違いは、9ヶ月経過する今でさえ見逃せないことがあり目を疑うことはしばしばです。しかし、この記事以外のレポートで私やタイに来ている友達2人も書いているように、タイは想像以上に住み良く、人々の接し方は驚くほど愛に満ちています。良くも悪くも人間くさいところです。私は卒業して就職して、いつか絶対何らかの形でタイに帰ってきたいと思っていますし、タイは非常に魅力的な国です。

 

ロイクラトンという祭りについて

11月の半ば(陰暦12月)の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝をささげ、また罪や汚れを水に流し魂を浄める、タイ3大祭りのうちの一つに数えられるお祭りです。、人々は、バナナの葉や紙、パンで作ったクラトン(灯篭)を色とりどりのロウソクやお線香や花で美しく飾り、満月を映す水面に流します。

バンコク市内では、チャオプラヤー側沿いだけでなく、市内にあるいくつかの公園でもその光景が見られたようです。私はこの日、日本から友達が遊びに来てくれていたので、船で川沿いにある大型のショッピングモールに行ってお祭りを楽しみました。

また同じ日、水面のクラトンだけではなく、空に浮かぶ熱気球のコムローイも非常に美しいのです。これは、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のモデルになった行事で、タイ国内でも北部チェンマイでのコムローイの美しさは非常に有名です。私達がバンコクで見たコムローイも、暖かな光がゆったりと舞い上がり、バンコクの空を照らし、私達の心を和ませてくれました。