Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年5月号 国際文化学部 A.T

 

 

私がこの2ヶ月間に行った、バンコク以外のタイの土地について(チェンマイ編)

タイに来てはや2ヶ月が経過しました。その間、4月半ばの旧正月と私たちの通う大学の学期間の休みを利用して、北部チェンマイと南部のビーチに行ってきました。

今回はチェンマイについて紹介します。チェンマイに実家がある友達がおり、彼女が私達交換留学生を招いてくれ、たくさんの貴重な経験をすることができました。チェンマイは北部最大の都市であり、様々な伝統的な生活様式が見受けられました。

特に印象的だったのはソンクラン祭りに参加したことです。タイ全土において毎年4月13~15日、Happy New Year!!と叫びながらタイ旧暦の新年を皆で祝います。その際に水を掛け合うのですが、皆がホースやバケツを持参しているので誰彼構わず尋常ではない量の水を浴びせられます。車やバイクで通過する人も例外ではありません。チェンマイはタイ国内でもこの祭りが非常に賑わうことで有名だそうです。当然写真は撮れず、私たちの服は終日乾く暇がありませんでした。

他には、ゾウに乗る体験をしたり、トラと一緒に写真を撮ったり、竹のボートで川下りをしたり、お寺巡りをしたりしました。また招いてくださったご家族がタイ最北のチェンライとラオスとミャンマーの国境である、ゴールデン・トライアングルに連れて行って下さりました。国境であるメコン川をボートで渡りましたが、島国日本で育った私は1度に3つの国が望めることに不思議な感覚を覚えました。私達を暖かく迎えてくださった地元の方々、とりわけ友達のご家族には感謝を表しきれません。

 

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

大学構内で多くの時間を過ごすがゆえかと思いますが、当初私がイメージしていたよりもこちらでの生活は心地良く、大きなトラブルには遭遇していません。また、時々タイ大使館からいつどこで何のトラブルが起こりそうか・起きたのかをまとめたメールが届きます。しかし、生活慣習が日本とは違うため、それなりの危機感は日頃から持ち合わせているべきです。

まず、交通マナーが違います。タイは自動車やバイクが主流の交通手段ですが、タイには自動車学校という制度が無く、タイの人は家族や知人から運転の仕方を学ぶそうです。また、バイクをレンタルする際にも、免許証の提示は不必要です。バイクの二人乗り、ヘルメット不着用も警官は見逃しますし、たまに一台の原付に4人で乗っている家族を見かけます。今でこそタイの交通事情を理解しましたが、尚も普通道路で高速道路宛ら運転する様子や、ウィンカーをいちいち上げないことに恐怖を感じています。

次に、タクシー運転手についてです。彼らは我々がタイ人でないと察知すると、不当な料金をあたかも当然のように要求してきます。2ヶ月間の生活を経て、現地の相場は分かってきているので、「高すぎる」とはっきり言います。また、たまに料金メーターを表示しない運転手もいるので、タクシーに乗ったらすぐに確認すべきです。

また、細かいことですが、人が大勢いるところでは「手荷物は体の前に抱えて持つように」とタイ人の友達に言われます。

あらゆる手続きは日本のように円滑に進まないため、トラブルに巻き込まれないように自分の意思をはっきり持つことや自身の日頃の体調管理等は非常に大切だと感じます。