Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年5月号 法学部 N.S

アサンプション大学(ABAC)について

私たちの通っているアサンプション大学(ABAC)は、仏教国のタイでは珍しいキリスト教に基づいた大学で、その関係もあり世界各国から多くの海外留学生が学んでいます。学生の比率的には、タイ、中国、ミャンマーの順で多いと聞きました。それ以外にも、アジアを中心に多くの学生が学んでいます。学部などは違うのですが、日本からの学生も何人か通っています。またABACは、ほとんどの授業を英語で開講するなど、タイの大学の中で最も早く海外留学生の為のプログラムを築いて、留学生が学びやすい環境を作り、多くの留学生を受け入れてきました。そして交換留学においては、日本では龍谷大学以外にもいくつかの大学が、日本以外では、アメリカ、イギリスなど、数多くの国の大学と協定が結ばれています。また、ABACには様々な学部、学科があり、文学や法律など、日本の大学と似たようなものから、看護や美術など、日本では普通の大学ではあまり一緒の括りにされないような専門的な分野や、航空関係を専門とした学科など幅広く学ぶことができます。しかし、どの学部の学生もビジネス系の授業をいくつか必ず履修しなければ卒業できない仕組みになっていて、これは、ABACが最初はビジネスを専門とした大学として創設されたことが関わっています。そして今でもABACはビジネス系の授業はタイでもトップレベルだという話を聞きました。

 

タイから見た日本①

今回は、タイ側から見た日本、日本人の印象について書いていきたいと思います。タイはほかのアジア諸国に比べて、親日的な国だと聞いていたので、タイに行くことに関して、全く抵抗はありませんでした。また実際に生活してみて、タイの人は日本人に良い印象を抱いている人が多いなと実感しています。その理由としては、経済の発展やインターネット等が普及したことによって、タイにも様々な日本の文化や製品が流れてきていて、日本を身近に感じているという部分も大きいと思います。生活に密着している部分でいえば、車や家電製品が一番かなと思います。タイの人にとって少し値段が高いものの、やはりMade in JAPAN は性能がよく長持ちするとタイでも評判のようです。また、車や家電だけではなく、最近では日本食も少しずつブームとなっています。一食200円もあれば十分お腹がいっぱいになるほど食べることのできるタイで、一食1000円近くもする日本食は、かなり高価なものですが、おいしくて健康に良いということで、バンコク市内に日本食のレストランが次々と作られており、日本でチェーン展開している日本食レストランが海外展開の一歩目としてタイを選ぶことも少なくないそうです。これからも私は、このマンスリーレポートで、タイ側から見た日本について様々な視点から書いていきたいと思います。