Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2015年5月号 国際文化学部 T.Y

①      この留学を振り返って

現在は既に帰国しており、帰国日当日より、早速就職活動を始めています。既に選考に入っている企業もあります。今回のタイ留学を振り返ってみると、シラバスが公開されているにもかかわらず、3教科も開講されていない状態であったため、不完全燃焼を感じる留学でした。ただ、学びたかった教科をより深く専門的に学ぶことができたのと、英語以外の言語を少し理解できる程度にまでなりました。友人に関しても、留学生寮チューターや学部企画の国際交流ではなかなか繋がりが出来ないアジア圏からの留学生との交流が増えたのは凄く良かったと思います。

発展途上と呼ばれるタイですが、貧困に喘いでいる層はあまり見かけられません。貧困国というよりは、東南アジアをリードする経済大国だと思います。今年の近畿大学卒業式でホリエモンが講演していた内容の中に、タイマッサージの話が出てきました。彼が話している内容は的をえて過ぎている程、その通りだと思いました。実際、バンコク都内の物価は上がり続けており、コンビニ製品に関しては、昨年8月より比べ5バーツ(約18円)程値上がりしている商品もあります。

学校の様々な手続きに関しては、スタッフが英語を話せない等、苦労はしましたが、それなりに割り切っていたので、授業内容、私生活ともに凄く充実した留学生活でした。自分の思い描いた通りに物事をきっちりと進めたい方にはタイ留学はお勧めしませんし、行かない方が良いと思います。

 

②      帰国後どう留学経験を生かすか

今回の留学では、自分の興味を掘り下げる事に重きを置きました。やはり、自分のキャリアを形成して行く上で需要なポイントとなったのがこの留学だと思います。私が就職を希望している業界は、欧州諸国、米国、東南アジア等海外との関わりが深く、語学力だけでなく自ら職務に没頭する必要があります。没頭するだけでなく、対話力、思考力、問題解決力、プレゼン力、行動力(達成力)が必要になってきます。その力に磨きをかける事が出来たのが今回の留学の収穫です。

語学力は確かに重要ですが、それ以上に相手との適切な距離感で適切な言葉を持って人間関係を進める事が重要だと思っています。また常夏の国、タイ人が持つ、日本の四季に対する強い憧れや日本食に対する高級視点等、英語圏への留学では感じる事の出来ない部分を垣間みることもできました。就職活動と卒論など、未だ多くの課題が残っていますが、今回の留学で学んだことを更に自分の魅力として取り入れられるように努力したいです。

今回のタイ留学という、素晴らしい機会を与えてくださった龍谷大学の関係者の皆様、そして金銭面、精神面と様々な面でサポートしてくれた家族には本当に感謝しています。ありがとうございました。本当に楽しかったです。