グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2018年11月号 経営学部 S.K

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

タイといえば薬物、拳銃などによる事件、車、バイクによる事故、スリ、詐欺などのトラブル、デモやクーデターなど危ないニュースは日本にいてもよく耳にすると思います。在タイ日本大使館は世界中の日本大使館の中でも、邦人保護数がトップと言われているほどなので、常に危険と隣り合わせだという意識は持っていなければいけません。

バンコク市街には最近オープンしたIcon SiamのあるSiamのエリア、日本人駐在員などが多く住むAsokPhromPhongのエリアなどBTSで移動でき、買い物などには不便がないくらい発展しています。しかし、駅の出入り口に物乞いをしている人がいたり、無作為に誘いの声をかけてくる人もいます。特に、プーケットなどの観光地はもっとトラブルが多いので、大人数での行動を心がけ、貴重品は常に身につけ、(に日本のパスポートは狙われやすいので)人目に晒さないように気をつけています。

また、タクシーの乗車にも注意が必要です。タイのタクシーは道路を埋め尽くすほどたくさん走っていて、日本よりも安価なのでよく利用します。しかし、タクシー運転手による連れ去り、レイプなどの被害も多く、タイ語の話せない留学生は注意が必要です。私はタクシーを利用する際はなるべく数人で乗ったり、タイ人の友達と利用するようにしています。どうしても1人で乗らなければ行けないときや、初めて行く場所にはGrabというアジア版のUberを利用します。Grabならば事前に行き先を指定でき、GPSがついているので、比較的安全に目的地に到着できます。

大学内には、正門、教室棟、AUmall、寮など、あらゆるところに警備員が配置されています。寮は24時間入り口のカウンターが空いていて、学籍番号と顔写真が一致しないと部屋の鍵を受け取ることはできません。学外者は入ることができず、また女子寮には男子が立ち入ることができないので、安心して生活することができます。

[写真:寮のカウンター、教室棟の前の警備員]

 

そもそもアサンプション大学とは!?

創立年などはWikipediaでも見てもらえればわかると思いますが、実際に現地で聞いた情報や見たもので、アサンプション大学がどのような大学なのか紹介したいと思います。

アサンプション大学(略称:AUエーユー)、通称ABACエイバックと呼ばれています。約8割の授業がメインキャンパスのSuvanaphumi(スワンナプーム)キャンパスにて開講されています。学内寮もこちらのキャンパスにあり、もう1つはHua Mack(ファマック)キャンパスで、Office of International Affairs(龍大でいうグローバル教育推進センター)はこちらのキャンパスです。

タイの他の大学に比べて学費が高いABACに通う学生は、タイでいう「お金持ち」が多いです。一方、奨学金を利用している学生も多く、学生の雰囲気は全体的にまじめと言えると思います。ABACに入学するには、日本の大学入試のように難しい試験がないため、お金があれば誰でも入学できます。しかし、大変なのは4年で卒業すること。卒業するためには、必修科目や倫理の授業など指定された科目の合格や、IELTS6.5以上の英語のレベルか必要とされ、日本の大学のように単位を取れば卒業が認められるわけではないそうです。これらの理由から、学生は単位数だけでなくmarks(授業の素点)にこだわるし、また、授業も英語で開講されているので、当たり前ですが学生は英語で会話ができます。一方、アサンプション大学はタイでは名の通った大学ですが、世界的にはそれほど有名ではないそうです。なぜなら学生の学部生の教育に力を入れているため、研究機関としての大学の機能は弱いからです。

卒業後の進路は、家族の事業を継ぐ学生や、イギリスやアメリカの大学に進学を考えている学生が多いです。ABACの卒業後、新卒で就職して受け取れる給料よりも、卒業後に海外の大学に再入学して就職する方が給料が格段に高いので、金銭的に余裕のある家庭の学生は、再入学を志望する場合もあります。また海外で就職したいと考えている学生も多く、学内の就活イベントには日系企業もブースを出していました。

このように龍谷大学や日本の大学ではあまり出会うことのない学生たちとともに勉強することができるのも、アサンプション大学の魅力の一つです。[写真左:学内の就活イベントの様子、写真右:大学内のチャペル]