Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトリック大学校
2023年 11月号 国際学部 K・I

1.  カルチャーショックについて

 韓国は日本と地理的に近いのもあり、似ている文化が他の国よりかは多いと感じますが、やはりが違うので違いもたくさんあると感じます。特に人間関係です。例に出すと連絡頻度です。韓国人は友達に対しても恋人に対しても連絡頻度が多いと感じます。日本人はよほど仲の良い親友関係でなければ、自分が今何をしているか、明日何をするかなどは連絡せずに、遊びの約束をするときや聞きたいことがあるときに主に連絡するイメージがあります。

 しかし、韓国は遊びの約束をするときや聞きたいことがあるとき以外に、自分が暇なときや時間があるときは常に連絡をしているイメージがあります。韓国語で“밥 먹었어?(ご飯食べた?)”という言葉がありますが、これは本当にご飯を食べたのかを聞きたいのではなく、そこから話が広がるのを目的に使われます。これと似た言葉に“뭐해?(何してる?)”もありますが、これもそこから話が広がるのを目的に使われるので、仲良くなりたい相手に多く使われるようです。その他にも道で見つけたもの、今日のコーデなどを送る場合もあり、韓国には日常を多く共有する文化が日本よりもあると感じます。そのため韓国では、連絡をしなかったら友達、恋人ではないという言葉も聞いたことがあります。私も連絡が来ているのに返さずにいると、相手に自分のことが嫌いなのかと勘違いさせてしまい、喧嘩になったこともあります。その時、これは文化の違いだと気づき、カルチャーショックを受けました。

 

 

2.韓国の冬についてと学術祭について

  11月に入って一気に気温が下がり、寒くなりました。11月後半になると最高気温がマイナスの日も多くあります。この前は初雪が降りました。私は日本では大阪で暮らしていたので、雪を11月に見たのは人生で初めてで、興奮して寒さを感じませんでした。韓国の大学では日本でゆう制服のようなもので학잠(学校全体の)、과잠(自分が所属している科)のジャケットを購入することができます。10月後半、11月に入ってからそれらを着ている学生が増えだし、気温がだんだん寒くなっていることを実感していましたが、11月後半の現在では、コートやジャンパーを着ている学生がほとんどで、학잠や과잠では寒さを防げなくなってきました。

 11月に入ってから各地でクリスマスのキャンペーンが始まりました。私はその中でも有名である、現代ソウルで開催されているクリスマスビレッジに行ってきました。韓国人の中でも日本人の中でも有名なキャンペーンで、多くに人がいました。大きなクリスマスツリーがあったり、くまのテディベアがいろんなところに飾ってあったり、クリスマスを感じるものがたくさんあってとても楽しかったです。

 11月23日に学術祭がありました。学科ごとに行われるのですが、私が所属している学科では日本語でする劇と、日本についてのプレゼンテーション、学科の広告映像の公開がありました。その中でも劇は日本の映画作品を題材に日本語で演じられます。今回の作品は、2011年公開の『奇跡』という作品で標準語はほとんどなく、方言、特に関西弁が多く出てくる作品でした。そのため、日本語を勉強している韓国人学生にも少し難しかったので、日本で私は大阪で暮らしていて、日本語はほとんど関西弁で話していたので、私が発音の矯正のお手伝いをすることになりました。週3回、1日4時間の練習に集中して、また、分からない発音があれば私に聞いてくる韓国人の学生を見て、まじめでみんな努力家なんだなと感心すると同時に、私もできる限りのことは一生懸命お手伝いしようと思いました。

 劇の発表が終わってからも韓国人の学生にとても感謝され、友達もたくさんできたので、私も手伝った甲斐があったなと思い、お手伝いできたことを誇りに思いました。