Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2022年10月号 国際学部 A. M.

《現地の学生、友人について》

 現地で友人を作るのには大きく2つの方法があると思います。

 1つは授業を通して知り合うことです。韓国で授業を受けて驚いたことの1つに、韓国人学生の日本語のレベルです。中央大学の文学部の中に、日本語文学専攻というコースがあるのですが、そちらに所属している学生の方のほとんどは日本語が上手です。そのため、日本語文学専攻が開講している授業では、日本語を出来る韓国人の学生の方と出会えます。韓国語を学んでいる日本人が韓国に興味を持つように、日本語を学ぶ韓国人も日本に興味がある人が多いです。そのため、比較的簡単に友達を作ることができます。また、日本語ができない韓国人の方とも知り合ってみたかったので、日本語に関係のない授業でも友達を作る努力をしました。私の専攻である社会学部の授業や、留学生用の授業では韓国人以外の外国人ともコミュニケーションをとるようにしました。

 2つ目は、サークルに所属することです。私自身は現在サークルには所属していません。しかし、所属している友達にオープンイベントに誘ってもらったり、その友達からメンバーを紹介してもらう機会がありました。サークルでは学部も年齢も全く異なる方に出会えるので、とても良い経験でした。夏前にはランニングサークルのイベントに参加しました。初めて会った人ばかりだったのにも関わらず、全力で応援してもらえたことが記憶に残っています。

  現在、中央大学に龍大生は他にいないですが、他大学の日本人は多いです。そのため、日本人と遊ぶ機会がどうしても多くなっています。しかし、国籍の違う学生の方と会う時間を作ることは、とても大切だと感じています。特に、日本語が全くできない方であれば、会話をしているときに脳がフル稼働しているような感じがします。うまく伝わらなかった内容を次はどのように伝えるかを考えたり、リアルな話し言葉を自分のものにすることで、韓国語のレベルを上げられるのだと思います。

 

《TOPIKの受験》

 10月16日に韓国でTOPIK(韓国語能力試験)を受験しました。受験の目的は、語学力の確認と現地で受験をする体験をしたいということです。TOPIKは日本でも受験ができるので、帰国後に受けても良かったのですが、長期滞在中だからこそできる経験をしたかったので今回の受験を決めました。

 日本でのTOPIKの申し込みは抽選方式なので、倍率もそれほど高くありません。しかし、韓国で受ける場合申し込みから競争が行われます。受付が先着順であることから日本とは違います。また、留学中の外国人が一斉に申し込むため、特にソウルの会場はすぐに埋まります。10月分はどのくらいの競争率なのか、どのように申し込むのかを試したくて申し込みにトライしました。一緒にいた友達は、ページにログインするまでに何万人と待機させられていました。私は運良くすぐにログインでき、受験することが出来ました。

 申し込みには、予め背景が白の証明写真を用意しておいたほうがいいです。また、近くの会場がどこなのか調べておくことをおすすめします。私はソウルにいるので、ソウルの会場すべてを調べ、家からの所要時間をみて自分の中で候補の順位をつけていました。申し込み当日も、1番近くの会場は既に埋まっていたので、次の候補を考えておいて良かったと思っています。受験料は、仮想口座というのを選択できます。仮想口座にすれば、韓国のカードなどがなくても支払えます。

 結果よりもまずは、留学中に学校以外の試験を受けるという経験ができてよかったです。