Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2022年11月号 国際学部 A. M.

《カルチャーショックについて 》

  韓国に来てカルチャーショックを受けたことは、ほとんどなかったように思います。良くも悪くも、イメージ通りであり、日本で得られる情報の通りです。

 食事は辛い物、赤いものが多いです。特に学食では、毎日メニューが変わるにも関わらず、なにかしら辛い味付けのものがあります。キムチ、たくあんは基本的にあります。コンビニは日本と比較して考えない方が良いと思います。クオリティーがとても低いという訳ではないです。コンビニでは、キンパやおにぎりのようなお米の商品をおすすめします。日本のような安くておいしいおかずやパンは少ないです。

 他には、交通がとても荒いです。バスの急発進、急ブレーキは当たり前のことです。乗車したらすぐに手すりにつかまるか、席にすわらないと立っていられません。また、自動車と人の距離がゼロに近いです。歩道を渡っていても、驚くほど近キョリまで来て止まります。信号がない、機能していない場所も多いので、周囲をよく確認していないといけません。クラクションも当然のように躊躇なく鳴らすので、かなりびっくりします。

 便利なのは、宅配がすぐに届くことです。amazonはありませんが、他の宅配会社が発達しています。前日の夜中の12時までに購入をして、次の日に届くものも多々あります。デリバリーも基本的には、予定時間よりも早く届きます。早いからといって、配送が雑であったり、ぐちゃぐちゃになっていたりしたことは無かったので、ある程度信用しています。

 また、キャッシュレス社会なので、銀行の開設さえ終われば現金を使うことはほとんどありません。複数人で食事に行く際は、誰か1人がまとめてお会計をすることが多いです。その後、決済アプリや銀行送金を利用して、お金を送ります。現金のやり取りをしないので、お会計が楽で早いです。屋台や市場で食べ歩きをするときなども、現金支払い以外に口座送金を選べるお店があります。お店に、銀行の口座番号が張り出してあって、そこにアプリなどを使ってその場で送金します。送金完了画面をお店の人に見せるとお会計が完了するシステムです。

 韓国が日本と違いすぎて困る、ということはほとんどなかったです。もちろん外国ではあるので、初めてのことに不便に思うことはあると思います。しかし、それ以上に便利なことがたくさんあると感じています。

 

《韓国の芸術》

 私は個人的に、韓国に来てから美術館や博物館に行く機会が増えました。それは、元々 韓国の芸術に興味があったからということではありません。日本の美術館、博物館は若者が行くイメージがあまりなく、行っても静かに鑑賞するといった感じだと思います。しかし、私がこれまでにいった美術館や博物館には若者も多く、自由に写真を撮れるところが多かったです。もちろんうるさくするのはだめですが、絵や作品を見ながら、その場で感想を言い合える雰囲気も魅力だと感じています。また、無料で観覧できる場所も多く、気軽に訪れることができます。カフェや飲食店でにぎわっているホンデやイテウォンにあるギャラリーは、現代的でおしゃれなものが多いです。他にも、ハンナムドンやアックジョンで多く見かけました。

 友達と遊ぶとなれば、カフェや飲食店に行ったりショッピングをすることが多いと思います。美術館や博物館に行く時間を設けることで、記憶にも写真にも残る思い出を作ることができると思います。日本では挑戦してこなかったからこそ、より記憶に残ると思います。