Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2022年4月号 国際学部 A. M

《環境について》

 中央大学周辺- 常に賑わっているとは言えませんが、コンビニやマート、化粧品店も揃っているので、生活に不便な点はそれほどありません。近くに市場もあります。規模は小さいですが、物によっては安く買うことができます。

 寮- 部屋の選択はなく、2人部屋です。入寮前に希望のルームメイトを申請することができます。トイレとシャワールームは各部屋にあります。各フロアに休憩室があり、そこには冷蔵庫、電子レンジ、ウォーターサーバー、アイロン、掃除機が自由に使えるように置いてあります。キッチンが無いので、火を使った調理は出来ません。

 キャンパス内- 全体的に建物は高くてきれいです。校舎内の至るところにウォーターサーバーと使い捨ての紙コップがあります。飲み物を持ち歩かなくていいのでとても便利です。キャンパス内には自然も多く、汚いと思う部分はありません。唯一不便なのは、急な坂が多い点です。寮がキャンパス内でも高い場所にあるので、授業に行くにしても出掛けるにしても、帰りは必ず坂を上らなければなりません。日中はエスカレーターが動いているので良いのですが、夜になるとエレベーターは止まります。建物内のエレベーターは夜も動いているので、上手く利用しながら移動しています。

 交通アクセス― 出掛ける際の交通アクセスも悪くありません。地下鉄は9号線と7号線が最寄りで、大学周辺はバス停も多いです。裏門に着くバスに乗れば坂を上らなくていいので、最近はバスで移動することも多いです。学校の周辺は信号が無いところが多く、最初は道路を横断するのに勇気がいります。交通量はそれほど多くないので、少しすれば慣れると思います。

 

 中間テスト期間の大学- 韓国では4月末に中間テストがありました。学生の真剣な姿や環境の変化から、日本では経験したことのない勉強への本気度を感じました。まずは、テスト期間は寮の門限がなくなることです。コロナのため閉まっていた寮の自習室が開き、普段は1時の門限がなくなりました。テスト期間中のキャンパス内は、夜中の12時を過ぎても勉強やプレゼンの準備をする学生で溢れています。また、キャンパス内の至るとことにアイスアメリカーノの無料配布の看板が出ていたり、学部によってはお菓子をもらっている人もいました。YouTubeでは、キャンパス内にある勉強に適した場所を紹介する動画も上がっていました。

    

 

《韓国のお花見》

 韓国では4月9日頃に桜が満開を迎えました。キャンパス内でも所々に桜の木があり、春を感じました。私は友達に誘われ、桜で有名な汝矣島(ヨイド)に行きました。丁度、桜が満開の時期だったので駅に降りた瞬間から人が多かったです。警察や警備員が整備のために立っていたり、マスクの呼びかけと配布をするテントも建っていました。

 汝矣島公園はとても広く、人が多くて場所を確保できないということはありませんでした。しかし、桜が咲いているのは公園沿いの道路だけで、公園内には桜の木がありません。そのため、日本のような桜の木の下でのお花見は出来ませんでした。ただ、漢江が目の前にあり、見晴らしはとても良かったです。また、公園内では至る所でレジャーシートやミニテーブルの貸し出しをしているので、手ぶらで行っても十分に楽しむことができます。食べ物は屋台がいくつか出ていたり、出前を届けてもらうことも可能です。出前は公園内にある出前配達ゾーンで受け取ります。韓国でのお花見の代名詞ともいえるチメク(フライドチキンとビール)をするために多くの人がチキンを受け取っている姿が見られました。

 韓国では、自転車のレンタルスポットも多くあります。公園内でもレンタルできるので、春のお花見だけでなく、ヒーリングスポットとして年中楽しむことができると思います。 

     

 

 授業が始まって2か月が経ちました。少しづつではありますが、韓国人の友達を作ることで韓国語の向上に努めています。学部の授業は難しいので、隣に座っていた方にノートを見せてほしいと授業終わりに声を掛けました。最初はとても緊張しましたが、同じ授業を取っている人と仲良くなるのが1番簡単だと思います。その方は日本語を全く話せないですが、私の話を理解しようとしてくれますし、若者言葉も学ぶことが出来て楽しいです。