《試験について 》
中央大学と龍谷大学の試験の違いは、成績の中での中間試験の比重だと思います。シラバスでの配点は、日本と変わりないように感じます。ですが、韓国では期末試験と同じくらいかそれ以上に中間試験を重要視しているように思いました。試験の難易度に関しては中間、期末にそれほど差は無いように感じましたが、中間をクリアできないと単位をとれないも同然、というような雰囲気がありました。
試験の方法は科目ごとに異なっていました。
시사일어の試験は、語学のテストのように問題文を翻訳する形式でした。授業としては、日本の新聞記事の一部を韓国語に翻訳していくものなのですが、明確な答えを教えてもらえるわけではありませんでした。表現の仕方に違いがあるので、教授も様々な表現を提示してくれます。内容は濃いですが進むスピードは速めで、テスト範囲はかなり広いです。試験では、自分が使いやすい表現を使ったり、確信がなくても回答をしておくと部分点も多いので、点数は取れると思います。勉強法としては、教科書に沿って、わからない部分を潰したり、本文の表現を覚えたりしました。
시민사회와 사회운동は学部の授業なので、試験もとても難しかったです。問題数は多くないのですが、論述問題があったので苦戦しました。穴埋め問題もあるのですが、問題文に専門的な用語が入っていたりと簡単では無かったように感じました。期末試験では、問題用紙の裏面すべてに論文の引用が書かれていて、それを読んでからでないと解けない問題もありました。正直、授業を100%理解できていたわけではなかったので、友達のノートを参考に授業で何をしたかを理解するような勉強しかできませんでした。
Contemporary Korean Popular Cultureの試験は、中間、期末ともにレポート課題がありました。試験日の24時間が提出期限になっていて、テーマは日付が変わった瞬間に公開されます。基本的には授業内で取り扱った内容に対して、自分の意見を回答するものです。英語開講なので、当然レポートも英語で提出します。自分で勉強しておけることが限られているので、各回でどのような内容を学んだのかをまとめておくと余裕をもって課題に取り組めると思います。
《夏休みを振り返って》
今年度、中央大学は9月1日から後期の授業が始まります。長かった夏休みを、どのように過ごしたのかを簡単に紹介しようと思います。
夏休みに入って最初に、釜山と済州島に旅行に行きました。梅雨の時期で天気に波があったことは惜しいですが、留学先でできた友達と時間を共有することはとても良い経験になりました。また旅行先では移動に困った場面もあったため、帰ってきて改めて、ソウルの交通アクセスの良さを実感しました。
その後は、ソウルで気になっているスポットに訪れました。その中でも私は、思い出作りになるような‘‘体験”を多くしたように思います。もちろん、有名な飲食店やおしゃれなカフェに訪れることも好きなのですが、体験の方が強く印象に残るような気がします。また、時間に余裕があるため、美術館や市場をゆっくり見て回ることができました。特に思い出に残っていることは、オリジナルの香水を作ったことや、1人で映画を見に行ったことなどです。もちろん日本でもできることばかりですが、留学先でトライしてみることで、どきどきと同時に楽しさを感じることができました。
夏休みを通して、韓国の魅力を再確認することが出来ました。また、私自身、こんなことに興味があったのかということにも気付くことができました。