1.試験
私が受けている授業では試験はありませんでした。レポートと出席点で評価されるそうです。Indian Civilizationの授業では、1万字のレポートを提出することになりました。日本語で書いてもいいそうです。Seminar on Pali Sanskrit grammarの授業は、大学院生が受けているものなので、授業内容が難しく、私は出席点で評価されるそうです。Pali reading IIIの授業では、パーリ語の経典を英訳した物をセメスターの最後に提出し、それをもとに評価されることになりました。
2.余暇の過ごし方
私は余暇には、買い物に行ったり、お寺に行ったりしています。常に試行錯誤で生活しているので一定していません。自習したり昼寝したり読書したりする時もあります。授業の無い日に学食を食べに行ったりもします。土地の文化を理解するために土地の食べ物を食べ、マナーを身に付けようと、また、生徒との交流を増やそうと、それによってタイ語の学習も深めようと思うからです。香を買いに行くこともあります。日曜日には、仏舎利が納められているというワットアルンに行きます。ほぼ毎週通っています。どこかのテレビ局が来ていたのか、大きな撮影用のカメラを持って来ている西洋人のグループなどもありました。色々な国の旅行客が来ています。私は買って来た線香を、台や、お坊さんに捧げています。お坊さんは、お経を唱えてから水をかけてくれます。母の日には、廻向をするための瓶を渡してくれたこともありました。最後にお坊さんがくれる腕輪が時期を追うごとに改良されているのも興味深いです。私は普段お寺に行くために、地下鉄を使ってフアランポン駅まで行き、トゥクトゥクやバスを使ってワットポーまで行き、船に乗って、ワットアルンに行きます。トゥクトゥクの運転手は、駅からワットポーまで200バーツという場合や、80バーツという場合もあります。バスなら無料から7.5バーツで行けます。
3.会食
私がタイで出家しようとしているので、アドバイザーの教授が、タイで出家したことがあるという著名な博士をご紹介してくださいました。授業が終わり、全員でエレベータに向かいました。途中の階に止まり、図書館に入りました。中ではカメラマンと、博士、スカラシップを取ったパーリ語を専門とする生徒、教授達がいました。教授が私を博士にご紹介してくださり、時に私と博士の二人だけで話しをすることもありました。私はとても著名な博士と会話をするなどということは夢にも思わなかったので、とても緊張し、しかし私にとって有益で気をつけて行動せねばならないと感じました。途中で、一緒に授業を受けた女生徒3人と別れ、教授達と一緒にバンに乗り込みました。円卓のあるレストランで食べました。会話の中では、チベットの仏教、経典、アビダンマの話、食べてはいけない肉の種類、般涅槃の引き金となった食べ物など、洪水の話、iPhoneを使っているかどうか、などを話されました。研究と自分の信仰は別にせねばならないということを、アドバイザーの教授は生徒に話されているそうです。彼等のような仏教界の大物、タイの最高峰の大学の研究者やパーリの学生のトップ、それらのような存在が一緒に食事をして、話す内容が、仏教の教学や、現在の研究の限界などであって、私は「研究者とはこのような会話をするのだな」と思いました。話の内容が私にも一部理解できて、私は嬉しくも思いました。