Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2012年8月号 文学部 K.K

1.日本から持って来たら良かった物

私が日本から持って来た主な物は、日本の携帯とコンピュータ、SIMフリーのインドの携帯、スーツを含めた服数着、本が百冊以上です。これだけ持って来て、更に必要だと思った物をレポートします。

「スマートフォン」

タイで一人暮らしする事になるので、通信手段が必要です。携帯電話を使用するなら多言語に対応したスマートフォンが良いです。プリペイドの料金切れ等で電話が止まった時、タイ文字のメッセージが表示出来ないと、原因の特定に時間がかかります。

「カバー付きの爪切り」

タイでの生活に慣れた今では売っている場所も分かりますが、来たばかりですぐに使いたい時に無いと不便です。

「ハサミ」

安すぎず高すぎない物をタイで選んで25バーツで買いましたが、使ってみると刃を半開きにして紙を一気に切ることが出来ませんでした。

「裁縫道具」

タイのコンビニで買いました。糸通しが一度も糸を通せずに壊れました。裁縫セットに付いているハサミも切れ味があまり良くないです。

「服」

持って来る服が少なすぎるとすぐに買いに行かねばならなくなります。サイズの表示方法が日本と異なる物があるのでサイズ違いの物を買ってしまう事もあります。

「勉強に使う資料」

専門的な本は出来るだけ持って来た方がいいです。あるクラスメイトが使っているパーリ語の文法書は英語で書かれた本ですが、日本人の友人に送って貰った物だそうです。

 

2.現地の学生、友人

私はタイに来る前から、言語交換などで、タイの大学生達と知り合いました。タイ文字の大部分を教えて貰い、大変感謝しています。語学学校での友人はアメリカ人、韓国人、台湾人、日本人など多様です。彼等とは平日に毎日会話練習などを繰り返すので、自然と仲が深まります。語学学校でのタイ語学習に時間を使ったため、チュラの授業には週に3日しか出席できておらず、出席する生徒も、全ての授業に共通という訳ではないので、それほど親しくなれていないのが現状です。チュラでのクラスメイトは、とても友好的で面倒見の良い人、余り喋らないけれどもいつも笑顔を向けてくれる人など様々です。チュラの生徒は知識が本当に深く勉強熱心に思えます。3年生のクラスメイトにパーリ語を教えて貰いました。彼女の板書のスピードはかなり速く、パーリ語の文法、単語、格変化なども覚えているようでした。一体何が彼女をこれほどまでパーリ語の勉強に熱中させるのだろうかと不思議に思ってしまう位の勢いでした。

 

3.食べ物

タイでは肉料理が多いですが、肉を食べずに生活する方法を探ってみました。2ヶ月ほどコンビニで食糧を買っていました。パンやナッツ、豆、干し葡萄、オレンジジュースなどです。コンビニで売っているパンは、「チキン入り」「ポーク入り」「人工香料、着色料、保存量入り」の表示がある物が多いです。保存量が入っていないパンは「葡萄パン」くらいです。タイ料理にも慣れるべきだと思い、ネットで見つけたベジタリアンの料理屋に行ってみました。チャトゥチャック市場に近い店はお坊さんも利用していました。一皿が20バーツ程と、値段も安いです。同じ建物の中にあるスーパーでは、肉を使わない食材を売っています。土曜日に1週間分の食糧を買い、店で料理を食べました。1ヶ月ほど通いましたが、遠くまで買いに行く事はやはり大変なので、アパートから歩いて15分の場所にあるクロントイ市場で買い物する事にしました。市場ではバナナ、マンゴー、ランブータン、マンゴスチンなど様々な果物が買えます。市場は24時間開いていて、私はいつも午前5時頃に市場に行きました。野菜や果物、食材として売られる動物や虫、魚も見ることが出来ます。市場を歩き廻ると、「人間が食べられる物は限られているのだな」などと考えてしまいます。私は市場に通うようになって始めて、托鉢している僧侶を間近に見ることができるようになりました。それでも市場に通うのは時間がかかるため、チュラの学食を食べることにしました。チュラの学食は一皿20バーツほどで、おかずとご飯が一緒になっています。肉料理、魚の料理が多いです。私は野菜を選んで注文しますが、純粋に野菜だけの料理はあまり無いです。