Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大葉大学
2023年11月号 国際学部 H.T

〈授業紹介〉
今回は後期に私が受講している授業について紹介します。

 私は英語学科に所属しているため、通常主な授業は英語で行われます。しかし、留学生活が終わりに近づくにつれて中国語を上達させたいと思うようになったため、後期は英語学科の授業に加え中国語センターの集中講義を受講することにしました。

 まず英語学科の授業ですが、前期から引き続きOral Presentation 2と、Writingについて学ぶ English composition 2を受講しています。ただ今回は中国語センターの授業を優先的に受講したため、英語学科の授業はスケジュール上二つしか受講できませんでした。そのため、英語学科の授業の代わりに前期に受講した続きの中国語である華語2に加え、日本語学科で開講されている授業である国際商務外語と、どの学科からでも受講できる仏語(フランス語)を受講することにしました。国際商務外語は日本語学科の授業なので、授業内容はビジネス日本語でした。ただ授業自体は中国語で行われることから、私は授業内で先生が話したり、説明で出てくる中国語を勉強しつつ、必要になればクラスメートの日本語のサポートをしています。この授業のメリットは先生だけでなくクラスメートが日本語を学ぶ台湾人であるため、分からない中国語について日本語で聞くことができます。自分の母語を他の言語で学ぶというのは今までに無かったことなので新鮮で面白いです。しかし、やはり日本語を学ぶ授業であることから、私のように中国語を学ぶという目的が無い限り、他の授業を取った方がよい教養になると思います。

 また、フランス語に関しても先生は台湾人で中国語で授業が行われます。そのため授業はフランス語だけでなく、中国語の勉強にもなっています。ただ、先生のフランス語がかなりきつい中国語訛りの発音をしていることから、フランス語習得を目的にしている人にはあまり効果的とはいえません。私自身独学でフランス語を勉強してきたため、大学の授業では十分でないと思うことも多く、授業後はいつもフランス人の友達に発音を確認してもらっています。

 

受講した中国語集中講義について〉 

 中国語センターで行われる集中講義ですが、この授業は他の授業とは異なり有料です。この授業自体は大葉大学からではなく、中国語センターが企画している期間限定の集中講義となっています。授業自体は友人を誘って一緒に受講しているため、基本二人と先生一人です。初めに台湾中国語能力試験であるTOCFLを受け、それに基づいて中国語の授業が行われます。そのため、この授業では自分のレベルに合わせた中国語を学ぶことができます。

また、授業自体は集中講義なので後期の始まりからではなく、11月後半から始まり月曜日〜金曜日、毎日3時間の授業となっています。大葉大学では以前の授業紹介でも述べたように最低でも16単位の授業を受講しなければなりません。そのため、私は国際課(留学生の学業・生活全般を担当している事務所)に中国語の集中講義を単位として認めてもらうよう申請したため、16単位を満たすことができました。集中講義は各曜日で会話練習、発音、リスニング、ライティングまで各曜日分けて行われており、授業レベル自体は私と友人に合わせているためA2からB 1程度です。(ある程度中国語で会話、読み書きができる)また、授業は全て中国語で行われることから実践的で中国語の習得に非常に効果的な授業であると私は思います。

大葉大学の授業は中国語初心者向けの授業が多く、中級者向けの授業は比較的少ないです。前期に関しては私が中国語をほとんど理解できなかったため、初心者向けの授業で間に合っていました。しかし後期になると、私の中国語が少し良くなったこともあり中級者向けの授業に挑戦したいと思い、集中講義を受講することにしました。この講義は期間限定のため次回があるかどうかは分かりませんが、中国語センターや国際課は比較的融通が利くのでまず相談してみることが大切だと私は思います。

ではまた、来月号で!再見👋