Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2012年3月号 国際文化学部 D.I

・オリエンテーションについて

三月の上旬に、開学典礼という式典があります。その式典では新しく来た留学生への言葉や、留学する上での注意事項などが説明されます。その説明では、中国語、英語、韓国語、ロシア語、日本語の五ヶ国語に翻訳されるので、中国語がわからなくても大丈夫です。しかしビザ申請などの重要な説明もあるので、しっかりと聞いておく必要があります。その式典の後、寮の下に食堂があるので、そこで新入生の歓迎パーティーが行われます。その日に限っては、いつもの食堂とは違いメニューも豊富で、多国籍の料理が堪能できます。さらに、そのパーティーでは日本人以外にも、いろんな国の人と友達になるチャンスでもあります。

そしてその数日後、市内観光や旅順キャンパスの紹介があります。市内観光ではバスで40分ほどで着く「星海公園」という場所に連れて行ってくれます。すごく広くて落ち着く場所だと思います。またその隣には遊園地もあるので、たくさんの人でにぎわっています。旅順キャンパスは、大連外国語学院からバスで1時間ほど走ったところにあり、中山キャンパスに比べて田舎です。到着すると、日本語学科の中国人がキャンパス内を案内してくれます。日本語を勉強している人がたくさんいるので、ここでも相互学習をする友達を作るチャンスだと思います。

 

・環境について

大連は港町ということもあって、とても寒いです。特に風が強いので体感温度は実際の気温よりも寒いと感じることが多いです。三月でも平均気温が3度~5度くらいで、寒い日は氷点下に達することもあります。雪が降った後は、その雪が道で凍っているところもあるので、歩く際には気を付けなければなりません。

そして寮について紹介したいと思います。6階建てで、6階の一番端に住んでいます。エレベーターがないので、上り下りするだけでも大変です。洗濯機、浴場、トイレもすべて共同であり、決して綺麗とは言えません。また洗濯機に限っては6台中2台が壊れているので、開いていない時が多いです。部屋には、机、椅子、ベッド、テレビ、クローゼット、棚などの必要最低限のものはそろっています。

 

・自炊

海外へ留学すると、自炊する機会が少ないと思います。特に中国は脂っこい料理が多いので、外食の場合はほとんどが油を使った料理です。なので、私は時たま日本人の友達とごはんを作るようにしています。今回はカレーを作りました。みんなでカレーのルーや具材を買って、それぞれ役割を決めて作ります。特に留学中は偏った食習慣になりがちなので、たまには自炊して栄養のバランスを考えなければならないと思います。