1.授業紹介
私は主に4つの授業を受講しています。それは「精读」」「听力」「阅读」「汉语正音」です。
「精读」では主に本文に出てくる単語の説明や、その単語を使って例文などを発表します。そして、その各々の課程の最後に本文の内容に沿って自ら作文をします。これは自分の文章能力を高める良いチャンスだと思います。また精读は一週間の中で6回あり、最も多く、私の一番好きな科目でもあります。
「听力」では主にリスニング力を高める授業です。初めの内は内容も比較的容易で聞き取れるのですが、授業が進むにつれて本文の内容が難しくなり、またCDの話すスピードもだんだん速くなってきます。また听力では精读と同じく単語の説明もあり、新出単語が重なることがあるので、繰り返し復讐をすることが可能ですが、听力は私が最も苦としている授業です。
「阅读」では主に長文読解です。普段漢字を使う日本人にとっては一番理解しやすい科目だと思います。逆にアルファベットを使う欧米人にとっては、なかなか難しいようです。しかし、いくら日本人だからといっても難しい単語や「成语」などがあるため、一概に容易とはいえません。
「汉语正音」では主に発音を矯正する授業です。中国語には日本語には無い発音や口の形があるので、中国人に聞き取ってもらうには正しく発音する必要があるので、この授業は選択科目ではありますが、とても重要だと思います。
2.カルチャーショックについて
私は中国に来て二か月が経ちましたが、多くのカルチャーショックがありました。それはやはり店員さんの接客態度だと思います。日本のサービス精神を中心として考えている私たちにとっては、中国の店員さんの態度はとてもそっけなく感じます。ローカルなお店では特にいらっしゃいませの一言もなくメニューを投げるかのように渡してきます。初めは不快な気分になりましたが、これも文化の一つとして捉え、今はすでに慣れました。私は留学として中国に来ているので、さほど気にはなりませんが、旅行で中国に来た際は、店員さんの態度に不快感を味わうかもしれません。
次にカルチャーショックと感じたのは、ルールやマナーです。中国では店で灰皿が無いところは、タバコはすべて床に捨てます。中国に来たばかりで、そのことを知らなかった私は、それを聞いてとても驚きました。また道路にタバコやゴミを平気で捨てたり、女性までもが唾を吐くのをよく見かけ、これは文化としては捉えられないと思いました。そしてこれは皆さんも知ってると思いますが、中国人は並ばないというのは、これは事実です。バス停で先頭で待っていても、必ずと言っていいほど横から割り込んでくるので、一番に乗ることはできません。しかし最近の若い人はちゃんとルールを守って並ぶ人も増えてきているようです。
3.清明节
中国には1年間にたくさんの連休がありますが、4月上旬に「清明節」という3日間の祝日があります。中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれました。日本におけるお盆休みに当たる年中行事です。また、春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれました。この日は、私の友達の中国人の多くは実家に帰り、お墓参りに行ったそうです。実家が遠く帰れない人は、家族の人と連絡を取り、亡くなった遺族の冥福を祈るそうです。私はこの休みを利用して十分な休息と、授業の予習と復習にあてました。旅行へは行っていないのですが、中国の祝日の過ごし方というものを理解できたので、有意義な3日間だったと思います。