試験について
大連外国語大学では、学期中に中間試験と期末試験があります。中間試験は4月末、期末試験は7月の始めにあります。点数の割合としては、中間が2割、期末が8割です。中間試験は基礎、听力、口語(スピーチテスト)があり、期末試験は基礎、听力、口語(筆記、口頭作文)がありました。期末の割合が8割と高いので、中間で傾向をつかんでおくといいと思います。 また、何回かhskという中国語の資格試験があります。試験や成績とは関係ありませんが、多くの留学生が実力を確かめるために参加します。初級の上のクラスから中級クラスにかけての人が5級を受けていました。勉強のモチベーションにもなるので中国語に慣れてきたら参加するといいと思います。
余暇の過ごし方
留学生は、基本的に平日の午前中しか授業がありません。そのため、自由な時間をどう使うのかがとても重要です。私は、平日の午後の時間を使って、日本語学科の学生と相互学習をしています。相互学習では、お互いに授業で分からなかったところを教えあったり、会話の練習をしたりしています。ご飯はほとんど外食するので、相互学習の相手と一緒に食べに行くこともよくあります。また、日本人3人で、相互学習とは別に、日本語検定一級を受ける人向けに日本語を教えるという活動を始めました。三人の中国人に週に一回から二回くらいのペースで日本語検定試験の解説をしました。どのように教えるのか手探りで始めましたが、何回も話し合いを重ね、なんとか形になってきました。夏休みにやり方をもう少し考えて工夫し、来学期も続けていきたいと考えています。
土曜日、日曜日は一日何もないことが多いので、主に買い物に行ったり、バスに乗って少し遠出したりしています。買い物は、勝利広場というところですることが多いです。ここは、小さいお店がたくさん集まっているので買い物しやすいです。学校から歩いてもバスでも行ける便利な場所にあります。店員さんと話すことも会話練習になります。ここでは、値段が表示されていないものが多いです。日本人と分かれば、高めの値段を言ってくるので、そこから値下げ交渉していきます。大体の相場を知ってから行くといいと思います。また、大連にはいくつか見どころがあります。星海広場や人民広場など風景がきれいだったり、小さな遊園地がある場所があり、バスで1元で気軽に行くことができます。そのため、時々気分転換に友達と遊びに行きます。
半年の生活を終えて
留学することを決めてから、実際に中国に来るまで、本当に不安でいっぱいでした。海外に行ったことのない私にとって、中国での生活は全く想像できませんでした。初めのころは、慣れない生活と各種手続きなど、戸惑うことが多かったですが、徐々に慣れていきました。いろいろな国の人と、中国語を共通語として会話するのは、とても新鮮で楽しかったです。国籍も職業も年齢も違う人と話すことで、自分の視野が広がったような気がします。半年が終わり、多くの別れがありました。クラスメイトも多くが完全帰国するため、本当に寂しかったです。しかし、次の学期もきっと素敵な出会いが待っているはずです。もっと多くの人と交流して、充実した時間にしたいと思います。