Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2013年9月号 国際文化学部 K.T

・カルチャーショックについて

留学前から予備知識があったことと、もともと中国という国が身近であったことから、カルチャーショックといえるほどのものも感じることなく、留学初期の段階からすんなり馴染めていたように思います。

日本との相違点という括りで例を挙げるとしたら、もっとも目立つのはやはり友人同士の距離感でしょうか。中国の学生は日本の学生に比べ、物理的にも精神的にも距離感が非常に近く、それが特に顕著に表れるのは一対一で接する時です。特に女友達同士の場合、歩く際に手をつなぐ・腕を組むのは当然のことであり、それが仲の良さの表れでもあるようです。また、これは人にもよるのでしょうが、メールの頻度や返信の速さについても仲の良さが関係していると考えている学生が多いように感じました。

これはつまり一度“知り合い”になると一気に親密な関係になれるということです。日本ではそのような習慣はあまり定着していないので初めは戸惑いましたが、“友人の友人”という関係でも、家族のように親切にしていただけて、日本での私の中国人の印象も大幅に変化しました。

写真は友人の家に招待されたときに出していただいた、中国の有名なお茶とおやつです。写っているもの以外にも、果物や羊のスープなどたくさんごちそうしていただきました。

・学校主催の旅行

大連外国語大学では一年に二回、留学生向けの旅行が企画されているようです。費用が安いことや、ホテル・食事・移動等の手配をすべて学校に任せられることなどから、多くの留学生が参加し旅行を楽しんでいます。行先はその時によって違うようですが、今年はダンドンとホンハイタンでした。どちらも大連から数時間で行くことのできる距離で、歴史的・文化的な建築物や景観も豊富です。

あえて短所を挙げるとするなら、移動時間が長いところでしょうか。大人数ででかけるのでバスを使用することが多いのですが、集合が完了する時間を考えたり電車と比べたりすると、やはり普段の時間よりも余分にかかってしまうようでした。

しかし良心的な値段にも関わらず、ホテルも清潔でしたし、食べた料理の味もよかったです。他の国から来た留学生と交流を深めるきっかけにもなりますし、本来よりはるかに安い値段で自分の住んでいる地域以外の場所を訪れることができるので、非常におすすめです。