Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2024年 11月号 国際学部S.J

①現地の学生、友人について

長く続く留学生活で一番不安なのは友だちができるかどうかですよね。私は前学期、ほとんど友だちがいませんでした。いなかったというよりよっ友、顔見知りで挨拶するくらいの人がほとんどで、友だちではあるけどそこまで深い関係が築けていたわけではなかったと思います。なので、余暇はほとんど寮の自室で過ごしていました。私はひとりの時間は苦痛ではないので、それほど寂しくはありませんでしたが、やはりやることがないので時間が過ぎるのはとても遅かったように感じます。後期は前期とは打って変わって、たくさんの友だちができました。しかも自分と同じような留学生だけでなく、現地の中国人学生とも友だちになりました。後期にできた中国人の友だちは、私と日本人の友だちが学校の近くのマクドナルドで喋っている時に日本語が聞こえてきたからという理由で、店を出たときに私たちに声をかけてきました。中々おもしろい理由ですが、中国では結構あるあるです。学校の中に宅配便が届く場所があるのですが、そこで荷物を開けていると、「私もあなたと同じアイドルが好きだから微信交換してくれませんか?」と言われたこともあります。また、寮の前で友だちと立ち話をしている時にセグウェイに乗る練習をしていた中国人がいたので「加油~」と言うと、「どこから来たの?」「何歳?」など質問攻めにあったこともあります。気になったらとことん声をかけてくるのが中国人スタイルだと思いました。

②ルームメイトとの価値観について

私が今回の留学において重要なことだと思うのが、ルームメイトです。私は前学期ロシア人と日本人と住んでいました。恥ずかしがり屋が多かったので、部屋にいる時は各自自分の好きなことをして過ごしていました。後期私のルームメイトになったのは以前紹介したように、ベトナム人、タイ人、ミャンマー人とカザフスタン人です。私と同部屋だったのはカザフスタン人で、同じバストイレを使っていたのはミャンマー人です。ある日大事件が起きました。午後の授業が終わり、学校から帰ってくるとカザフスタン人が私たちの部屋に男性を連れ込んでいました。びっくりしてそのあとの記憶はあまりありませんが、違う部屋に住んでいる友だちにすぐ電話しました。寮の先生に言えばいいというアドバイスをもらったので早速先生に連絡をして、先生からカザフスタン人に注意をしてもらいました。ちなみに1度や2度ではなく、リビングにいた回数も含めると十数回はあったと思います。リビングには私を含めた他のルームメイトたちが下着や服などを干していたので、最悪でした。同じバストイレを使っていたミャンマー人は、トイレを汚しても掃除しない、トイレットペーパーのゴミを捨てない、私の洗顔ネットの上になぜか自分の下着を干すなど、私にとってかなりストレスでした。数日家を空けて久しぶりに帰ってきた時にトイレットペーパーがゴミ袋から溢れて床に落ちているのを見た時は流石に呆れました。

嫌だということを本人に伝えると謝ってくれたのでよかったですが、日本人は自分の気持ちをなかなかストレートに伝えることができないと思うので、ストレスになる人もいると思います。

文化や価値観の違いはありますが、違う国の人と住むのは容易ではないと思いました。