Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2024年3月号 国際学部 S.J

早いもので中国に来てから既に1ヶ月以上が経ちました。今月は①渡航・入国について、②オリエンテーション・授業選択についてを紹介していきます。

①渡航・入国について

中国に留学するためには、長期留学用のX1ビザか短期留学用のX2ビザのどちらかを取得する必要があります。グローバル教育推進センターの担当の方から、コロナ明けでビザセンターが混み合っているため、渡航ギリギリまでビザが下りないかもしれないと言われておりとても不安でした。

ビザの必要書類に受け入れ大学からの入学許可書とJW202表というものがありました。私はこれを1月中旬に受け取りました。この時点で渡航まであと1ヶ月というところでした。必要書類が全て揃ったのを確認して、大阪ビザセンターに出向いてビザの申請をしました。以前は事前予約が必要で、1ヶ月以上待つということもあったそうです。しかし、2023年11月からは事前予約が廃止となっているので、必要書類が全て揃っている場合はスムーズに申請できると思います。私は申請から2日でビザを受け取ることができる加急申請を選択したので、翌々日にはビザを受け取ることができました。

大連外国語大学には入学手続きの期間が事前に定められており、学生はそれに合わせて入寮するというスタイルになっています。今年は2月26日から28日までの3日間が入学手続きの期間だったので、私は初日の26日に入国しました。関西国際空港から約3時間のフライトで大連周水子空港に到着しました。空港ではランダムに行われているPCR検査に選ばれたので、別室で検査を受けました。その後、大学から迎えに来てくれた先生と合流して、大学に向かいました。大連外国語大学は大連市内から少し離れた場所にあります。他の国からの留学生と一緒に大学のバスに乗って、約1時間半ほどで大学に到着しました。

②オリエンテーション・授業選択について

入学手続きは3日間あります。朝9時から夕方4時までなので、早めに行くことをおすすめします。必要書類はWechatで事前に知らせてくれます。入学許可書、JW202表、パスポート、証明写真があれば大丈夫です。証明写真は学生証と健康診断に使用するため4枚必要でした。ビザ申請の時には白い背景の物しかダメでしたが、ここでは何色の背景でも大丈夫だと思います。私はグレーの背景の写真を提出したのですが、何も言われませんでした。健康診断で保健所に行った時も指摘されずに使用することができました。(ビザやパスポート、入学許可書などは念のため各3枚ほどコピーして行くのをオススメします!)

2月29日にはクラス分けテストがありました。入学手続きの時に時間と試験教室が書いてある紙が配られるので、当日は指定された教室でテストを受けます。リスニングを含む筆記とスピーキングのテストがあります。問題のレベルはかなり高いので、解けなかったからといって落ち込む必要はありません。当日の午後にはクラスが発表されます。授業やシステムについては後のレポートで詳しく紹介します。

授業開始から1週間ほどしてから入学式が行われました。中国の学校は9月始まりなので、正式には後期の始業式のようなものです。漢学院に所属する全ての留学生が出席します。式では、新入生代表挨拶や学長挨拶などが行われました。その後、大学や中国政府で定められたルール、中国に輸入が禁止されている物の説明を受けたり、長期留学者にはX1ビザから居留許可に切り替えるための説明が行われました。始業式はとても長く、3時間ありました。

健康診断は2週目にありました。X1ビザを保有している生徒全員が学校のバスに乗って、大連市内まで行き、現地の保健所で行います。

中国に来てから1ヶ月以上が経ちました。正直に言うと、未だにホームシックです。今は早く日本に帰りたくて仕方なくて、毎日夏休みまでの日数をカウントダウンしています。現地に来てから、ビザの申請やWechatグループへの参加など、全て他人伝いに聞いて初めて知ることが多いです。先生からWechatで公式に伝えられることもありますが、報連相の文化はあまりないようです。(他のところはそうでもないかもしれませんが)なので、自力で交友関係を広げるしかありません。また、私は中国の学年暦だと後期からの留学なので、前期から在籍している諸外国の留学生とのレベルの差に落ち込むことがあります。今は心をズタズタにされていますが、これも留学が終わる頃には良い経験になったと思えるように頑張りたいと思います!

それではまた1ヶ月後にお会いしましょう!再见!