今月は①治安、危険を感じたこと、トラブルについて、②文化祭について紹介します。
①治安、危険を感じたこと、トラブルについて
私は中国に来てから危険を感じたことはほとんどありません。日中は大学の門には警備員が常駐しており、通行許可書や学生証など、大連外国語大学の関係者であることがはっきりと分かるものを所持していなければ大学の敷地内に足を踏み入れることはできません。また、2人部屋は管理人がおり、夜10時半になると寮の門に鍵がかけられ、翌日の朝まで施錠されます。6人部屋も部屋の玄関を閉めると自動で鍵がかかる仕組みで、中にある各自の部屋にも内鍵が付いているので安心だと思います。しかし1つ言えるのは、寮が単元毎に区切られているにも関わらず、建物自体はぴったりとくっついているので、他の部屋の音が聞こえやすいということです。本科生も留学生も10時半消灯というのが暗黙のルールだそうですが、週末になると留学生寮はパーティーをする部屋が続出するので、夜中まで爆音で音楽がかかっていたりします。最近は窓を開けている部屋も多いので、音楽だけでなく酔っ払った誰かの奇声もよく聞こえます。そのためトラブルとまではいきませんが、留学生のWeChatグループでたまに「うるさい!」と苦情が寄せられていることがあります。また、夜に1人でいると男子学生から声をかけられたり、パーティーでは同意なしにボディタッチされたりするそうなので、これからパーティーや留学生の集まりに参加しようとしている方は注意したほうが良いかもしれません。そして、中国は歩行者よりも車優先です。日本だと車が止まってくれますが、中国は違います。一般道でスピードが時速100キロの車は普通です。信号無視や横断歩道のない所で道を渡ろうとする人もいますが、上述の通り時速100キロの車やトラックが何も考えずに走ってくるのでやめた方が良いです。
②文化祭
6月12日に国际文化节という文化祭が行われました。これは、汉学院に所属する様々な国や地域の学生がそのエリアごとに分かれて、各国の伝統的な料理や雑貨を販売したり、各国を象徴するダンスや伝統衣装を着用してランウェイしたりするという行事です。この日は大学の関係者だけでなく、外部からもたくさんの人が来場します。日本の催し物はじゃがバター、みたらしだんご、ミニゲーム(わなげ、ボーリング)でした。私はミニゲームのチームに参加しました。ダンボールやガムテープなどの素材で1からゲーム作りをして、当日は炎天下の中でしたが、中国人を含むたくさんの外国人に楽しんでもらうことができて良かったです。たまに本科生からセルフィーを求められることもありました。日本語学院の学生ではないにも関わらず、「私は日本が大好きです!」と日本語で話しかけてきてくれる中国人もいて、現地の本科生との貴重な交流の場でもあるなと感じました。また、何回も挑戦してくれる人や、友だちを誘ってもう1回来てくれる人なども居て、準備期間は大変でしたが達成感を感じることのできる1日でした。ちなみに日本のダンスは「新宝島」で、中国でもそれなりに知名度がある曲なので、トップバッターでの演技にもかかわらずたくさんの観客がいました。空き時間には他の国のブースにも行くことができて、バングラデシュやタジキスタンの伝統料理を食べたりもしました。日本では目にしない料理ばかりだったので、見るだけでも楽しかったです。この文化祭は強制参加ではありませんが、参加した人にしかわからないやりがいと達成感があると思います。興味のある方にはぜひ参加してほしいです!
6月の中国は卒業シーズンなので、キャンパス内の至る所にこの様なモニュメントが設置されていました。毕业快乐!