Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2016年8月号 国際文化学部 M.Y

・余暇の過ごし方

今回は、余暇の過ごし方ということで、筆者お勧めの釜山での過ごし方を紹介する。

 

釜山には「東菜(トンネ)」という温泉街がある。東菜は、朝鮮三国時代から温泉として知られており、李氏朝鮮時代末期や日本の植民地時代にかけて本格的な温泉地、観光地として開発された温泉地である。地元釜山だけでなく、韓国の様々な都市、地方から人々が余暇に訪れる場所である。その中の数ある温泉施設の中で有名な温泉施設の一つに「虚心庁(ホシンチョン)」という温泉施設がある。虚心庁は東菜温泉で有名なホテルである「ホテル農心(ノンシン)」に付属している温泉施設である。温泉だけで一日過ごせるほどである。温泉の料金は平日8000₩、土日祝日は1000₩。チムヂムバンは200₩、アカスリは男性1800₩、女性2000₩である。現地に行けば分かると思うが、料金は退出時にまとめて精算できるので便利である。営業は午前5時半~午前0時で年中無休。場所は地下鉄1号線「温泉場(オンチョンジャン)」駅から歩いて15分ほど。

温泉はもちろん天然温泉であり、温泉の泉質はアルカリ性で温度は46℃~69℃の高い温泉であり、リューマチや神経痛、外傷とその後遺症、腰痛、筋肉痛、冷え性、婦人病などに効果があるという。浴場は広く、風呂の種類も普通の温泉だけでなく、露天風呂や半身浴、寢風呂、ヒノキ風呂など様々な種類がある。サウナも同様に普通のサウナだけなく、露天サウナや高温サウナなど様々な種類がある。筆者も実際に入浴した時にあまりにも快適であったので浴場に3時間もいてしまった。また、温泉の浴場内にミネラルウォーターやジュース、冷たいアイスなどを売っている売店があるので便利である。石鹸やタオルなども温泉で無料で提供しているので手ぶらで行くことができる。

虚心庁(モシンチョン)外観。

韓国、釜山での余暇のをこのように温泉で過ごし、心と体のリフレッシュをするのはいかがだろうか。

以上

・松島(ソドン)海水浴場

今回は夏ということで、釜山の西区にある松島(ソンド)海水浴場を紹介する。

松島海水浴場は釜山の中心街である南浦洞(ナムポドン)からバスで約15分の距離にある海水浴場である。その歴史は古く、日本の植民地時代に「松島遊園」として1913年に開かれ、2016年現在で開園103年目となる。韓国で最初に開かれた海水浴場でもある。開園から長らく一番の人気を維持し続けていたが、海の汚染や台風の影響による砂浜の減少、施設の損壊などにより松島海水浴場より後に開園した海雲台(ヘウンデ)海水浴場や、広安里(クァンアリ)海水浴場などに海水浴客が流れ、トップから陥落する。現在は施設やビーチが整備され、徐々に海水浴客が戻りつつある。余談であるが、海雲台や広安里は韓国の別の地方から来る人々が多いのに対し、松島海水浴場に来る人々は地元・釜山の人々が多いようだ。また、釜山港が近くにあるためか、港に寄港するロシア人船員や観光客たちも多く来ているようだ。

松島(ソンド)海水浴場入口「我が国第1号の海水浴場 松島」と書いてある。

ビーチの様子。

松島海水浴場はビーチだけが見どころではない。海の上に建てられた彫刻作品や、ビーチ沿いの散策路、ビーチ沿いにずらりと並ぶ海鮮料理の店などもある。その中でも特に、筆者がお勧めしたいのは海水浴場内にある「松島スカイウォーク」と、海水浴場のすぐ近くにある「松林(ソンリム)公園」である。

松島スカイウォークは海の上から景色を眺めることのできる遊歩道である。海の上に橋のように建てられているので、海を真上から見ることもできる。真上から見る海と、終点の展望台から見える海上や陸の景色などを一度に味わうことができる。

スカイウォークから見た松島海水浴場。

スカイウォークから見た釜山港方面の景色。

スカイウォークから見た海上の様子。

 

松林公園は小高い山になっている公園で、そこから松島海水浴場の景色はもちろんのこと、釜山港の景色も眺めることができる、一石二鳥の場所である。木があるので、暑い夏には涼しく景色を眺めることができるだろう。

松林公園。

松林公園から見た松島海水浴場。

また、スカイウォーク、公園はともに夜も空いているので、昼、夜の景色どちらも見るのも良いだろう。

海水浴が楽しめるだけでなく、素晴らしい景色も見ることのできる歴史ある海水浴場、松島海水浴場。皆さんもぜひ一度、訪れてみてはどうだろうか。

以上