・授業紹介
今回は、東亜大学の韓国語学堂の授業を紹介する。
1,授業の学期と授業時間
語学堂の学期は4つの学期に分かれている。それぞれの期間は10週間である。
1学期が2月29日から5月6日、夏学期が5月30日から8月5日、2学期が9月1日から11月11日、冬学期が12月5日から翌年の2月10日までとなっている。
語学堂の授業時間はクラスによって異なる。初級クラスは午後1時10分から午後5時10分まで、中級・高級クラスは午前9時から午後1時まで。
2,クラスと授業について
クラスは、初級1-1,1-2クラスと、中級2-1、2-2クラス、高級クラスがある。1つのクラスの生徒数はだいたい15人ほどで、担任の先生が1人と最低もう一人の先生がいる。クラスによっては3人いる場合もある。
授業は1限が50分、それが4時限ある。途中に10分の休みが2回、20分の休みが1回ある。授業日は月曜日から金曜日の平日、授業の内容は、文法・会話・リスニング・リーディングである。先生が授業をするときに使う言語はもちろん韓国語である。
初級ではスピードはゆっくりと、また使う言葉も理解しやすい言葉を使って授業を行ってくれるが、中級以上では話すスピードは速く、使う言葉も難しいものになる。
教科書はテキストとワークブックの2種類を使う。また、板書用と宿題用のノートが必要となる。紙の辞書か電子辞書もあると楽である。
3,特別活動について
1学期に韓国語スピーチ大会とK-POP大会があった。スピーチ大会は、スピーチ原稿を全員が書き、その中から選ばれた生徒が大会当日にそのスピーチを暗唱する。K-POP大会は自由参加で、出たい人が歌を歌ったり、踊りを踊ったりする。両方とも、優勝者には賞金と賞状が与えられる。
夏学期には体育大会があった。体育といっても本格的なものではなく、軽いゲーム的なものであった。
4,成績評価と出欠について
成績は中間・期末テストの成績と課題の提出で評価される。出席率は80パーセント以上、成績70点以上で終了資格が与えられる。また、交換留学生は、出席率90パーセントを取れなかった場合、次の学期は受講できない。
遅刻は2回で1回の欠席となる。、また、先生に無断で3日以上連続で欠席すると強制帰国となるので注意。病欠の場合、診断書や証明書を提出すればよい。
以上
・試験について
韓国語学堂にも中間・期末テストがある。今回は、その韓国語学堂の試験について説明する。
1、試験の日程と時間について
試験は2日間行われる。1日目に3時限、2日目に2時限行われる。時間は1限あたり50分。
休み時間は10分。
2、試験の種類について
試験は答えをマークして回答する方式である。(ただし、作文の部分は除く)
・文法、単語(문법 어휘):単語の意味や、文法の問題が出る。単語は反対の意味や類義語を聞かれる問題もあるので入念に勉強する必要がある。全部で20問前後。
・リーディング(읽기):文章を読んでその内容について問われる問題や、空白の中に入る正しいものを選ぶ問題、文を読んで同じ内容を選んだり、何について言っている文か選ぶ問題などがある。全部で20問前後。
・リスニング(듣기):聞いた内容と同じ選択肢を選ぶ問題や、聞いた会話と合う返事の選択肢を選ぶ問題などがある。全部で20問前後。家で教科書のCDを繰り返し聴いたり、韓国の音楽を聴いて練習する必要がある。
・ライティング(쓰기):合う内容を選んで会話を完成させる問題や、文章の内容と異なる選択肢を選ぶ問題など、リーディングと似た問題が15問程度出題された後に、作文問題が1問ある。作文は、時間がかかるので先の15問は早く解かなくてはならない。宿題や自分で作文をしておく必要がある。
・スピーキング(말하기):実際に先生と1対1で会話をする。先生が質問をしてそれに答えたり、絵を示され、それを説明する問題が出る。テキストなどの教科書や決まった勉強法がないのでこれが一番難しい。日ごろ、どれだけ韓国語を使っているかが試される問題でもある。
以上