Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2010年6月号 国際文化学部 K.M

❤試験のこと

語学堂の試験は、一日目に文法・語彙、読み、書きの3時間、二日目に聞き取り、会話の2時間があります。試験は、文法・語彙、読み、聞き取りの試験はTOPIKの形式のように出題され、4択になっています。今回の書きの試験は、最初に5問程並べ替えの問題があり、次に「インターネットの長所と短所」を書く問題、最後に400~500文字程で「試験は必要か否か」という主張文を書く問題が出題されました。書きはとにかく自分の意見をたくさん書くことが大切だと思います。スペルミスがあったとしても、書く量や意見でカバー出来ます。

会話の試験は、先生と生徒1対1で10分程行われます。問題は皆同じではないので、今回私が受けた試験内容を書きます。一つ目に文を読んで発音の試験、二つ目に「韓国に来て一番おもしろかったこと」のように自分の体験を話すもの、三つ目に「整形手術に賛成か反対か」のような自分の主張を言うもの、最後に10コマ漫画(絵のみ)を見て一コマずつ絵に合う登場人物の仕草や会話を述べて漫画の説明をするものが出題されました。全て目の前で先生が録音機を持って録音しているので毎回緊張します。

また学部の授業の「演劇と映画」という授業の試験は、授業中に見た4つの映画について知っていることを書け等の問題でした。全て韓国語で書かねばならないのでとても苦労しました。

 

❤余暇の過ごし方

私は余暇の時間をほとんど釜山の観光に費やしています。友達とガイドブックを広げ、行きたい場所を見つけて出掛けます。観光以外の日は、韓国人の友達を誘って遊んだり、日本人の友達たちとご飯食べにいったり、そして試験前には韓国人の学生たちが図書館や自習室に一日中入り浸り猛勉強するように、私も自習室で勉強しました。

釜山には、海雲台や広安海水浴場や太宗台など海がたくさんあります。それぞれ違った雰囲気で週末にはどこも観光客でいっぱいです。週末ごとにイベントが行われていることが多く、そんな情報は釜山ナビなどインターネットで得ることが出来ます。海雲台であった砂祭りには、砂で作られた猫バスや白雪姫、自由の女神などなどが居ました。とても感動したし、可愛かったです。太宗台でのアリランコンサートでは、その名の通りいろんな曲調のアリラン(韓国に伝わる民謡歌)を聴くことが出来ました。

今までAPECハウス、釜山アクアリウム水族館、太宗台遊園地、梵魚寺、サジク球場、UN記念公園、民主公園、釜山博物館などたくさんの場所へ行きましたが、オススメはAPECハウスです。2005年に首脳会議が行われた場所で、日本からは元小泉総理が参加されました。海雲台ビーチはもちろん広安大橋も望める所にあり、私が行った時には入館費は無料でした。実際に会議が行われた部屋に入れたり、大統領たちが着た服や会議中に出された料理などの展示を見ることが出来て私にとっては興味深いものばかりで面白かったです。

❤演劇祭について

語学堂では6月4日に演劇発表会がありました。クラスごとにダンスをしたり、演劇をしたり、自分たちで撮影してドラマを作ったりして、それ等を発表するものです。

私達の中級Ⅰクラスは백설공주「白雪姫」の演劇を発表しました。世界中で皆が知っている白雪姫のストーリーをアレンジしたものを作ろうということで、シナリオを書くところから始めました。男子と女子の配役を全て逆にして、劇の中にダンスを入れたりして観客に楽しく見てもらえるように努力して作りました。白雪姫役の男子が女装したこともあって受けが良く、白雪姫は人気賞をもらうことが出来ました!演劇発表会の日が近付くにつれて、クラスの皆で一生懸命に練習したり、準備など色んな作業を通して今までよりもっと仲良くなっていったように感じました!

クラスに中国人が多いので話し合いの時など、中国語で話すことが多かったのです。それに対して中国以外の子は話して

いることがもちろん理解出来ません。するとアメリカの子が「中国語分からないから韓国語で話せ!」と苛立ちを見せました。中国の皆は私たちに申し訳なさそうに謝ってくれて、そこからは韓国語を使うことが増えました。語学堂という留学生しかいない環境で、皆の母国語ではない韓国語で話せていることが凄く楽しいです。当日も皆で笑顔で楽しく発表する事が出来て、素敵な思い出がまた一つ増えたので嬉しく思います。