<オリエンテーションについて>
オリエンテーションでは小さなホールに留学生達が集められ、語学堂での授業の説明や試験期間、イベントや規則についての説明が韓国語で行われました。その後、語学堂の先生達一人一人の自己紹介があり、和やかな雰囲気でオリエンテーションは終了しました。後日、新入日本人留学生だけが集められ、日本語の出来る事務員さんがもう一度日本語で説明して下さいました。オリエンテーションが終わった後、バディと一緒に銀行口座を開設しに行きました。無事に開設出来た後、釜山の出入国管理局に国内住居申告証を作りに行ったのですが、必要書類が足りず、その日は諦めて次の日に出直すことになりました。書類を手に入れる為に市役所に行かなくてはならなかったのですが、韓国語が難しくて私だけでは理解出来なかったのでバディにお願いして一緒に来てもらい、ようやく申請することが出来ました。私のバディは年上のお姉さんと同い年の女の子なのですが、二人とも本当によくしてくれて生活用品などの買い揃えも一緒に付き合ってくれたので、慣れない間は本当に助かりました。数日後にクラス分けテストが行われ、筆記のテストと面接で初級1から高級1までの5段階に振り分けられました。初級は昼1時からの授業で、中級と高級は朝9時からの授業なのですが、私は語学堂での授業と並行して学部の授業も受けることにしたので、クラスが発表されるまで時間割を決めることが出来ずに苦労しました。
<環境について>
環境について、私の住んでいる寄宿舎を紹介したいと思います。寄宿舎はキャンパスの一番上に位置しているのですが、私の通う乗鶴キャンパスは傾斜がキツいので、坂道を歩いて寄宿舎へ行くのはとても大変です。そのため、スクールバスが15分毎ぐらいに巡回してくれているので快適です。一度バスに乗らずに寄宿舎に帰ってみたのですが、もう二度としないと心に決めました。寄宿舎は男子寮と女子寮に分かれていて、食堂や洗濯室、パソコン室や図書館、自習室などの共有スペースがある地下1階以外は、一切の行き来を禁止されています。まず、寄宿舎に入る際と出る際には学生証を機械に認証させなければならず、入居者以外は、特別な理由がある場合以外はまず出入りすることが出来ません。入口のロビーには管理人のおじさんがいつもいて、不審者の立ち入らないよう見張ってくれています。寄宿舎は5階建てで、留学生はほとんど5階に住んでいます。私の部屋の周りにはシンガポールや中国からの留学生が多く住んでおり、いつもとても賑やかです。部屋は全室二人部屋で、机・ベッド・タンス・トイレ&シャワーが完備されています。初めて来た時は、なんて狭いんだろうと思いましたが慣れると意外と快適に過ごせています。しかし、女子寮は部屋の温度調節が各自では出来ず一括で行われているので、暑かったり寒かったりすることもあります。また、お湯が出なくなる時間帯があり、シャワーを浴びている途中でお湯が出なくなり困ることが度々あります。この寄宿舎には門限が定められており、毎日夜12時になると各階の班長が部屋にいるかの確認をしに来ます。その時に部屋にいないと1点減点になり、10点減点されると強制退寮になるようです。
<韓国大学生について>
韓国の大学生は本当によく勉強します。日本の大学生と違って、3回生の時が一番忙しいようで、友達の時間割をみせてもらうと朝から晩まで授業がある日があったり、お昼ご飯を食べる時間もない日もあったりして非常にハードスケジュールでした。また、学部の授業を受けていて思ったことなのですが、授業中寝ている学生がほとんどいないことに気がつきました。みんな必死にメモを取っていたり、質問していたりしてその熱心さに驚きました。更に、大学の図書館の学習室ではいつもたくさんの学生が勉強しています。韓国の大学生は図書館で勉強することが一番集中出来ると考えているようで、特にテスト前やテスト期間中には、席を確保するために、まだ図書館が開いていない早朝から学生達が列を作って並びます。そのため、街の図書館などではお金を払って席を借りる所もあるようです。とても勉強熱心な半面、遊ぶ時は思いっきり遊ぶようで、サークルの飲み会は5次会まであったりと、よく夜遅くまで飲みに行ったりすることが多いです。韓国人はお酒が好きなので、仲良くなるには一緒にお酒を飲むのが一番ですが、お酒が強いので同じ調子で飲むと潰れてしまうかもしれません。しかしどれほど飲んで夜遅くまで遊んでも、翌朝は遅刻せずにちゃんと学校に行くのが韓国大学生の凄さだと思います。また日本語を勉強している学生が多いので、そういった学生と仲良くなるとお互いの語学力の向上にとってもとても良いと思います。