Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2013年3月号 国際文化学部 K.I

まず始めにオリエンテーションについて述べる。

学期が始まってすぐに日本人だけを集めたオリエンテーションが行われる。そこでは授業の進行や、奨学金に関すること、私生活のこと、今後の学校行事などについて大まかな説明が行われる。この時バディと呼ばれる留学生をサポートする人が付き添ってくれるため韓国語が話せなくても心配する必要はない。説明を行う教務課の職員も日本語が話せるため英語での説明などはない。

次に何日かして東亜大学の留学生全体に対するオリエンテーションが行われる。授業が終った後にグローバルゾーンという教室で行われた。留学生は約180名で、殆どが中国人であった。欧米やヨーロッパ系の人は圧倒的に少ない。日本の学生も多いとは言えないが約15名で寮に住んでいる人が大半である。

オリエンテーションの内容は東亜大学の学長の挨拶から始まり、校内の施設案内、寮の説明、釜山の観光地について、言語サークルの紹介などであった。この時驚いたことがある。それは教員たちが韓国語で話したことについての通訳なのだが、中国語の通訳だけが全て行われた。通訳をするにしても英語での通訳をするべきと考える。日本人には日本語で作成された冊子が渡されたため、韓国語が聞き取れなくても大体のことは分かったが、中国人が一番多いが異様であると考える。

最後にビンゴ大会のようなことが行われ、その後サンドイッチと牛乳が配られオリエンテーションは終了した。

今回の自由テーマではサークルについて述べる。筆者は現在バスケットボールサークルに参加している(以下バスケとする)。元々バスケを見るのが好きで去年の夏頃から友人とバスケをする様になり、韓国で留学生活が始まってからもバスケを続けたいと思いサークルへ参加した。言葉があまり通じない環境でもスポーツは国境を超えるのか、今現在体験しているところである。

3月の1週目あたりからサークルの勧誘活動が始まり、サークルの部室へいき、必要書類を書いて入部が完了する。後に学生会館の広場でもおこなわれるが、3月の3週目あたりであった。

筆者は始めサークルの張り紙を見てそのサークルを知った。そこに電話番号が書かれており、携帯を持っていなかったためバディに連絡をとってもらった。そして部室の場所を聞き活動内容などをバディに通訳してもらった。ここで気をつける事があり、バディへ入部方法を聞いたがバディ自身がサークルへ参加したことがないため分からないと言われた。つまりサークルへ参加したければ自ら早めに行動して入部するのが良い。その様にしてより早く筆者は先輩や新入生と仲良くなれた。初めは韓国語が話せず、その上サークルの友人は方言を話す人が多く授業の標準語とは違い苦労した。しかし今では耳も慣れてきて方言も少し聞き取れるようになった。韓国人の友達も増え、何より韓国語だけの環境に身を置けることが自分の語学力を磨いてくれるのである。