Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2013年4月号 国際文化学部 A.H

大学、大学の周辺、寮の環境などについて

大学の中でも私が現在通っているキャンパスは山の斜面に建てられています。全体の敷地が広い上に大学構内はほとんどが坂道になっています。敷地の上の方にある山は登山ができるようで大学敷地内を登山客が上がっていく光景も目にします。構内には食堂やちょっとしたコーヒーショップ、銀行などが入っています。韓国語の授業は人文学部や大学の本部がある棟(写真左)で行われています。授業を終えてから大学の敷地内にある寮まで帰る時はシャトルバスを利用します。

大学の外に出ると周りは商店街のようになっていて食堂や文具店、カフェ、などが多くあり、繁華街まででなくても必要最低限の物は揃うので生活に困ることはありません。また学生街ということもあるのか飲食物の多くは低価格です。

寮は大学構内の一番上にあります。2人一部屋の寮は仕切りなどがないので個人だけのスペースはありません。同じ国から来た人同士で部屋を割り当てられることが多いようで、私たちもほとんどが日本から来た人同士になるように部屋割りがされました。部屋はオンドルという床暖房がきいていて、まだ肌寒い朝晩には快適なのですが一括で管理されているので少し暑いと感じることもあります。

寮での食事は三食提供され、一食2000~2800ウォンの食券を購入して食べることになっています。朝食は汁物、ご飯、おかず、と写真右のようなメニューです。寮内には休憩室(テレビあり)、ジム、食堂にある売店(日曜定休日)などがあります。食堂は決められた時間以外はやっていないのでその時間に合わない時は下って大学の外で食べることもあります。

 

 

食事について

韓国には韓国料理を食べることのできる小さな食堂が多くあります。チゲやピビンパなど日本でも有名な韓国料理も食べることができます。韓国料理はやはり辛いものが多いですが、辛くない食べ物もあります。注文すると無料でキムチ、たくあん、ナムルなどおかずがついてくることがほとんどです。店ごとに違いますが店の人が運んできてくれることもあればセルフサービス形式になっている場合もあります。おかずは店の人にお願いすればお代わりすることもできます。

私は釜山へ来る前に、釜山は港町なので魚をたくさん食べることができると思っていました。しかし寮の食事や食堂などに行ってもあまり魚料理は見かけません。海に近いからといって魚がどこでも安く食べられるということはなく、どちらかというと肉を使った料理が多いという印象です。チャガルチ市場という魚市場に行くと鮮魚が売られていて焼き魚も売られており、市場の周辺には刺身など魚料理を食べることができる店も多くあります。刺身というと魚の種類は分かりませんが白身の淡白な味の魚が一般的なようです。刺身を食べる時はコチュジャンが出てきてそれにつけて食べるのですが、わさびやしょうゆも置いてありました。

食事の習慣として気になったことがスピードです。韓国の人は食事をするのが早いように感じます。食事をしてすぐに店を出て、場所を変えてカフェなどに行くこともしばしばです。また食事に対する感覚として面白いと思ったことは「ごはんを食べる」と言ったらパンではなくお米を食べるという感覚を持つ人も多いようで、昼食にパンを食べているとちゃんと食べているのかと聞かれることがありました。

食事の習慣も料理も違い食堂に行くと発見も多いので今後も色々な場所へ行って韓国の食文化を知りたいと思います。