・余暇の過ごし方
8月9日から31日までの約3週間は語学堂の夏休みです。大学の授業も6月中旬から9月の新学期まで夏休みで重なっているので、この3週間は授業がありません。3週間という長い休みなので、語学堂の友達のなかには一時帰国して母国で夏休みを過ごすという人も多かったです。
私は地元の近畿には帰らなかったのですが釜山から福岡に行く高速フェリーが安かったので、2泊3日旅行で福岡に旅行に行ってきました。福岡まで高速フェリーで直行便だと約3時間でした。往路で対馬経由の便に乗ったのですが、釜山を出発してからたったの1時間程度で対馬に到着したのでその近さにとても驚きました。地図で見て日本と韓国は隣の国で近い国なのだとわかってはいましたが、今回実際に身をもってその距離の近さを感じました。
また8月15日、韓国では「光復節」という独立記念日でした。正直、日本にいる時テレビのニュースで韓国で行われている反日のデモなどを見たことがあったので少し心配だったのですが、実際はいたって穏やかないつも通りの一日でした。ただ、道や至るところに「太極旗」と呼ばれる韓国の国旗が掲げられ、繁華街など人の多いところでは特に多く見られました。
今回の夏休み中にソウルに留学中の友達が釜山に遊びに来てくれました。釜山とソウルはKTXという列車なら約3時間で片道約5000円(右の写真の釜山駅から乗ります)、高速バスなら約4~5時間で片道約3000円で行くことができます。
友達とお互いの留学生活を話していると、やはり釜山とソウルで違う点も多々あることに気付きました。5月に私がソウルに行った時に釜山とは違うと思ったことも含めて、今回は「釜山とソウルの違い」について書きたいと思います。
まずは気候です。私は3月に釜山に来たのでまだ本格的な冬を韓国で体験していませんが、冬に雪が積もるのが当たり前なソウルに比べると釜山はあまり雪が降らないそうなので冬の寒さは比較的穏やかといえます。また海が近いのでソウルに比べると湿気が多いです。海水浴場もたくさんあり、夏の休暇のシーズンには観光客がたくさん訪れます。
次に言葉です。釜山は言葉に方言があります。授業では標準語を習いますが、一歩外に出ればそこで使われている言葉は方言です。ですので、最初は方言が全く分からずに苦労しました。今でも理解できない方言の表現などはたくさんありますが、最近では釜山の人たちが話す方言に愛着のようなものを抱き始めています。ソウルに行った時は街の人全員が授業で習う言葉話しているのですごく聞き取り易いな、と感じました。
あとはソウルに比べて釜山には日本人が少ないと思います。もちろん日本から近い釜山なので、街中で日本人を見かけることはもちろんあります。しかしソウルに比べると観光客も留学生も少ないです。私が留学先を釜山にした理由の一つです。
以上に書いたように同じ韓国留学といっても釜山とソウルでは異なる点もたくさんあります。ですので、留学の際には自分にあった留学先を決めることが大事だと思います。
(釜山の有名なビーチ、広安里ビーチです。大橋の夜景でも有名です。)