大学の授業は6月までで7月から夏休みに入りますが、語学学校の夏休みは少しずれていて8月に3週間程度です。私は韓国に来てちょうど半年ほど経ったので2週間ほど日本に帰ることにしました。もちろん家でゆっくりしたくて帰ったのですが、就職に関する本を買ってくるというのも目的の一つでした。私は現在3回生なので帰国してすぐ就職活動をしなければなりませんが、どうしても周りの学生より遅れをとってしまうので留学中でもできる自己分析や企業研究など、ネットと併せて活用できると思ったからです。何冊もの本を持って帰るのは重たくて大変でしたが、頑張りました。
日本にいる間は、勉強道具は持って帰ったもののほとんど勉強はしませんでした。就職のことで大学のキャリア開発部に相談しようと学校まで行ったところちょうどその日から休校だったというハプニングもありましたが、ただ帰っている2週間は旅行もして休む暇なく思いっきり遊んで、気分がスッキリしたので帰って来てよかったです。(ただ韓国に慣れたせいか日本の飲食店のメニューがすべて高く思えて仕方なかったです・・)
また帰ってきてからも日本から友人が遊びに来たり寮に新しい人たちが次々に入ってきたりと、なかなか楽しかったです。日本から来た友人とは夜の南山タワーに徒歩で上がったり、(韓国で有名な?)占いカフェに行ったり・・この時期は毎日雨が降って傘が手放せませんでしたが、久しぶりに会う友人といろいろな所に行けて、韓国でも夏休みを満喫できたと思います。
あとこれは夏休み中ではないのですが、夏休みの直前に語学学校の友人と一緒に週末の休みを使って釜山・慶州を小旅行しました!韓国での移動といえば地下鉄やバスやタクシーばかりでしたが、一緒に行くス二ム(お坊さん)がマイカーで連れて行ってくれるということで、ソウルから釜山まで、何時間もかけて車で行きました。釜山では海雲台という所に行ってすごくきれいなビーチで遊び、次の日は慶州の仏国寺を見学しました。その日は天気があまり良くなかったにも関わらず海雲台のビーチには人がたくさんいて驚きました。ちなみに泊ったのはチムジルバンという韓国に多くあるサウナ施設です。韓国ではお金をあまり使わない学生同士の旅行では、ホテルではなくチムジルバンに泊ることが多いらしいです。 すごく安く泊れて、サウナもあるのは最高ですが、睡眠室の床が硬すぎて寝にくいという短所もあります。何度も泊りたいと思えるような場所ではないかもしれませんが、韓国の人たちが家族や友人とリラックスしている姿を見ると、「また来たい」と思ってしまう所です。私たちは寝る前に5人で大きなパッピンス(韓国のかき氷:シンプルな日本のかき氷とは違い、上に小豆やフルーツ・アイス等がのっているもの)を食べましたが、とても美味しかったです! 車に乗っているだけでも移動時間が長く、とても疲れた2日間でしたが、車の中でK-POPを聴いたりみんなでお菓子を食べたり、それに何よりお互いの国のことで盛り上がったりしながらの旅行は、楽しかったです!
もうひとつ、これも夏休みの直前ですが、水原というところにも行ってきました。水原は文化遺跡が随所に残る歴史のある有名な都市で、ソウルからは地下鉄で1時間くらいで行くことができます。私はここで、世界文化遺産である華城と韓国民族村という所に行ってきました。華城は壮大で美しく、個人的には景福宮よりも感動しました!時間もあまりなく全部を回るにはあまりにも広すぎたため、一部しか見学することができませんでしたが、午前11時から始まる”武芸24技の公園”を見ることができました!これは、民族伝統芸の武芸24班をもとに朝鮮時代の武芸と中国と日本の武芸を合わせて作った<武芸図譜通志>に収録された24種の実践武芸を再現したもので、日本の時代劇で見るものなどとは衣装も動作も違い見ていてすごく面白かったし、また迫力がすごく夢中で最後まで全部見てしまいました!
次に行った韓国民族村は、広い敷地内に各地方の伝統家屋260軒余りと朝鮮時代の生活文化が再現されている場所で、いくつもの歴史映画の撮影地でもあるようでした。家族公園(小さな遊園地)も併設されていていろいろな遊び方ができる場所だと思いました。また、ここでも公演を見ることができたのですが、韓国の伝統的な綱渡り(ただ渡るだけではなくて綱の上でバランスをとって座ったり、そのまま前進したり、ぴょんぴょん飛んだりするもの)と馬上武芸(馬に乗って走りながら様々なことをするもの。後ろ向きに座ったり馬の上で立ったりその人の肩にもう一人立ったり・・)とにかく両方とも初めて見ましたが、あまりもの技術の高さに驚きました!