Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2012年9月号 文学部 A.N

授業紹介

 9月3日から後期のカリキュラムがスタートしました。今学期は語学堂に加え、「韓国史研究の諸問題」「東洋史研究の諸問題」という大学院の授業を2つ受講し、「外国人の為の韓国語の読解と作文」という大学の授業を1つ聴講しています。

 「韓国史研究の諸問題」は週に一回、3時間行います。受講生が6人と少なく、授業はゼミ形式で、各週1~2人が決められたテーマに基づいて発表します。すべて韓国語で行われる授業です。私はまだ発表の順番ではないので、発表はしていませんが、韓国語で書かれた論文を読み、韓国語でレジュメを作り、韓国語で発表しなければならないので、大変です。しかし、韓国の史学会では有名な先生の授業なので、頑張っています。

 「東洋史研究の諸問題」も週に一回3時間です。この授業では漢文購読、テーマに基づいた発表などをしています。受講生は10人です。韓国語で行われる授業ですが、先生が京都大学大学院を卒業し、龍谷大学でも講義を受けていたという縁もあり、日本語で説明してくださる時もあり、良い環境で学ぶことができています。

 「外国人のための韓国語の読解と作文」は週に一回2時間です。名前の通り、韓国語の文章を読解する能力、および作文を書く能力を身につける授業です。これは交換留学生ではなく、東国大学に正規に入学した外国人のための授業なので、大学生活で求められるレポートの書き方も指導してくださいます。韓国語で行われるもので、先生の話す内容はすべて理解出来ますが、読解問題を実際に解くのはとても難しいです。

 

治安、危機を感じたこと、トラブル等について

 とても大きなトラブルが9月頭にありました。昼ごろ、東国大学の国際部から「今住んでいる部屋は今日から中国人の部屋なので、部屋の荷物を今すぐまとめてください。」という内容の電話をうけました。始め事態が飲み込めず、ものすごくパニックになりました。渡韓してから学校のなかにある寮に住んでおり、退去する予定はなかったので急に言われて、焦りました。寮は1年契約ではなく1年に4回更新日があります。交換留学生は自分で直接更新するのではなく、東国大学の国際部の方が代行してくれています。しかし、今回の更新の際に、東国大学の交際部の方が、勘違いで更新し忘れ、寮に住んでいる日本人6人の部屋がなくなってしまいました。そのうち3人はかろうじて部屋を確保することができたのですが、私を含む3人は確保してもらえませんでした。とりあえず、2日間だけ住めるという部屋(同じ寮の違う階)に引っ越しし、二日後、電車で40分の地に引っ越ししました。本来、引っ越しする予定もなく、半年住んでいたため、物が多く、引っ越しが大変でした。友人が段ボールやガムテープを調達してくれたりし、とても助かりました。引っ越しした先は、学校の別の寮なのですが、長い間誰も住んでいなかった部屋だったため、とても汚く、掃除しないと寝れない状況でした。精神的に疲れている上に、肉体的にも疲れてしまいました。学校も後期の授業が始まったところだったので、慣れない環境が重なりとてもしんどかったです。一週間の後、運がよく以前住んでいた寮に退去者が出、空き部屋ができました。しかし2人分しか空き部屋がでませんでした。公平にあみだくじで決め、私は戻ることができたのですが、私と一緒に半年住んだルームメイトの子が帰ることができませんでした。三人で一緒に戻れなかったこと、そもそも部屋がなくなってしまったことに、怒りと混乱を覚えました。日本と比べてはいけませんが、日本ではありえないことも、ありえてしまうのが海外なので、これも良い教訓として残りの留学生活に生かしたいと思います。

 

自由テーマ

 病院について書こうと思います。上記の引っ越しの問題が発生する一週間前から、急に肌がかぶれてきて病院に通っていました。渡韓する前に龍谷大学から入った保険会社に電話し病院を紹介してもらって、いきました。寮の近くにも病院はあるのですが、肌のことは心配だったので、少し遠いですが、30分ほどかかる日本語が通じる病院を紹介してもらいました。病院に行って、最初は韓国語で話していたのですが、保険証を見せ日本人だとわかってもらうと、流暢な日本語で案内、診察していただけました。飲み薬、塗り薬をいただき、何日間か通いました。

 龍谷大学より入った保険会社を通じて病院にいくと、治療費、薬代、交通費をすべて負担してもらえるので、病院に行きたいときは、保険会社を通すことをオススメします。