私は、後期から語学堂以外に2つ、大学の授業を取っています。そのうちの1つについて紹介したいと思います。
「外国人のための読解と作文」という授業を取っているのですが、これは週1回2時間の授業です。これは名前の通り、韓国語の読解力と作文能力をあげるための外国人専用の授業です。2時間のうち1時間は読解の授業、1時間は作文の授業というように授業は半分に分けて行われます。今現在では4回しか授業が行われていないので、まだ基礎の部分を勉強しているのですが、今後の授業予定も含めて説明しようと思います。まず、読解の授業では長文から主題となる文章を見つけ出したり、その文章を要約したりする方法を学びます。これにより、文章の把握がしやすくなり、読解力もあがると思います。また、作文の授業では段落の構成の仕方から学びます。そしてこれからは本格的に文章を書いていき、これから大学の授業で必要となってくるレポートを作成する練習をしていきます。語学堂でも韓国語を勉強していますが、やはり大学の授業なので語学堂とは学ぶ雰囲気が違います。他の学生たちはこれから大学生活を送る上で必要な能力を身につけるためにこの授業を取っているようですが、レポートを作成する必要がない私としても、とても学び甲斐がある授業です。
韓国に来て7ヶ月が経ちましたが、危険を感じたことはありません。日韓の間で問題があり日本の友人から、韓国にいて大丈夫かという心配をされたこともありましたが、ニュースとは違い、日常生活では何の変化もありません。韓国ではタクシーでぼったくられることが多いですが、未だにぼったくられたこともありません。細かいおつりはくれないことが大概ですが、それも慣れてしまいました。そういった治安の面では何事もありませんでしたが、トラブルはいくつかありました。
まず、いきなり体中に蕁麻疹が出たことです。その前に変なものを食べたわけでもなく、アレルギーを持っているわけでもないのですが、いきなり体中に蕁麻疹が出来、寝られないぐらいに痒くなりました。次の日に近くの病院に行き薬をもらって治りましたが、病院に行っても原因不明だと言われました。龍谷大学から入った保険のおかげで、病院代は払わずに済みました。留学中には何が起こるかわからないので、やはり保険に入っていてよかったと思った瞬間でした。
もう1つは寮についてです。私が住んでいる寮は4ヶ月、2ヶ月、4ヶ月、2ヶ月という周期で契約が更新されるのですが、この契約更新は全て大学の日本人担当の先生が受け持ってくれています。しかし、6ヶ月目の契約終了日に担当の先生から電話がかかってきて、契約更新がされていないと言われました。契約更新がされていないと次の日からは部屋がなくなるということなので、それを突然伝えられ、とても戸惑いましたが、1部屋だけ空きがあるということで、寮を出ることはありませんでしたが、他の日本人留学生は次の日に引越ししなければいけませんでした。私の場合、連絡を取ったのが早かったので幸い部屋を確保出来ましたが、私も他の留学生と同じ境遇に陥る可能性もあったので、寮の管理に関してとても不安を覚えました。
9月の末に慶州でドリームコンサートという韓国の様々なアーティストが出演するコンサートがありました。チケットもとても安く、慶州も行ったことがなかったというのもあり、旅行も兼ねて慶州に行って来ました。KTXで行けば楽なのですが、少しでもお金を浮かすために、少し時間はかかりますが(4時間程度)バスで行くことにしました。土曜日のお昼頃に慶州に到着し、東国大学の慶州キャンパスに在学している学生と合流して、案内してもらいながら世界遺産を3つ回りました。その中でも1番よかったのが雁鴨池(アナプチ)という所で、夜に行ったのですがライトアップがとても幻想的で、あまりの綺麗さに感動しました。また、慶州の名産物である慶州パンも食べました。慶州パンはパンというより饅頭に近かったですが、とてもおいしかったです。そしてその後はホテルで1泊し、次の日ドリームコンサートに行きました。もともと私はK-POPに興味があったので、とても楽しい時間を過ごすことが出来、気分もリフレッシュされました。TOPIK(韓国語能力試験)の日が近く、最近は勉強漬けの日々なのですが、たまにはこういう気分転換も必要だなと感じました。夜遅くまでコンサートがあったのですが、次の日は月曜日でまた学校があるので最終の深夜バスでソウルまで帰って来ました。少しハードなスケジュールでしたがとても楽しい旅で、韓国に留学している間にもっと他の地方にも行ってみたいという気持ちになりました。