Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2015年8月号 国際文化学部 Me.T

①試験について

私は前期の間は学部授業は選択せずに語学堂の授業だけを選択していたので語学堂の試験について書こうと思います。

最近は韓国に個人で語学留学をする人が増えたこともあり、語学堂についてある程度知っている方も多いと思います。東国大学の語学堂も韓国の有名な大学付属の語学堂のうちの一つであるため試験等については他の大学の語学堂とは大きな違いはありません。

まず、語学堂の試験は学期の中盤に中間試験が、そして学期末に期末試験がありそのどちらも受験しなければ次の級へ進級することができません。試験は2日に分けて行われ試験の内容は初日に쓰기(ライティング),말하기(スピーキング),2日目に읽기(リーディング),듣기(リスニング)が行われます。時間は말하기(スピーキング)以外は全て1時間です。쓰기(ライティング)は指定された文法を使って短い文章や長文を書く問題が多く、읽기(リーディング)と듣기(リスニング)は正しい選択肢を選ぶ形式です。말하기(スピーキング)は語学堂の先生が面接官になり1対1で質問に答える形式で行われます。時間は長くて1人15分ほどです。そして4つの分野の平均点がすべて70点以上なら進級可能です。進級条件は試験の他にもありますが今回は省略します。

東国大学の語学堂の試験の内容は普段からきちんと授業に出て予習・復習をしていればそんなに難しいものではありません。授業で習ったことをいかに正しく使えているかを試験で証明するようなものと考えてよいです。普段から語学堂の教科書を使って学習するといいでしょう。

また、ありがたいことに私は春学期の3級と夏学期の4級ともに成績優秀者として学期末の修了式の際に表彰されました。

優秀賞を頂いたことによって、韓国語学習に対する自信もつき、またこの先の学習も意欲的に取り組もうという気持ちにもなれました。

 

②外国人の友人のついて

韓国に留学するからには韓国人と友人になりたい、その友人たちと韓国語で会話することを通して韓国語の会話力を高めたいと考えることは当然であると思います。私自身、韓国に来る前、あるいは留学初期はそのような思いを抱いて生活していました。そして実際に現地で知り合った韓国人の友人と出かけたりすることもありました。しかし、私が元々少し消極的な性格であり、また相手に遠慮してしまう悪い癖もあるため長く続いている友人関係があまりないと悩んだこともありました。

その際、語学堂のクラスメートであった中国人の友人にその悩みを話したところ彼らもまた私と同じように韓国での留学生活に様々なことで悩んでいることを知りました。その時に私は韓国人の知り合いに執着するあまり自分と同じように韓国に来て頑張っている中国人の友人の存在を忘れかけていることに気が付きました。中国人の友人との会話はお互い中国語と日本語ができないためすべて韓国語です。そのため外国人が間違いやすい韓国語の文法のミスもわかっているのですぐに指摘できます。また、韓国人の友人には話しづらい韓国で生活している留学生ならではの悩みを言い合えるのも中国人の友人です。

もちろん今でも頻繁に連絡を取り合っている韓国人の友人もいますが、自分と同じ留学生として、外国人として韓国で生活している韓国以外の国の友人と付き合うこともまた自分の視野を広げてくれるのではないでしょうか。