環境について(大学施設、サービス、住居、街並み)
大学施設
大学は南山という山の中に立地しているため、大学の敷地内でも坂が多く高低差があるのが特徴です。教室移動するだけでもひと苦労です。図書館は9時までその上の自習室は12時まで開いています。また別の校舎に24時間空いている自習室があるそうですが、まだ行ったことがありません。
大学内には運動場が2つあります。バスケットボール、野球、サッカー、テニスなどさまざまなレジャーができます。そこで出会った人といっしょに試合などをして友達になることも。勉強だけでなく体を動かすことのできる施設も多いです。
食堂は私の知っている限り3つあります。その隣に売店が必ずあり、文具店が別に1つあります。教室移動するまでに必ず売店へ立ち寄ることができるので充実していると言えるでしょう。また小さな売店やカフェなども数多く、不自由はないです。学内には数多くのATM、銀行、郵便局など公共の機関があり非常に便利です。初めの口座作りも学内で行ったため、留学生の対応も迅速で不可なく完了しました。
食堂の隣にはファーストフード店も!
住居(南山寄宿舎)
寄宿舎、日本で言う学生寮です。利点として、まず学校の中にあるので、教室までの距離が短いということ。次に学校で仲良くなった友達、サークルの友達、語学堂の友達、ルームメートなど、想像以上に友達が住んでいることが利点です。生活を共にしたり、話や勉強など一緒にできるので良いでしょう。
しかし欠点も多いです。まずこの寮には、罰点が存在し規則を破ると罰点が嵩みます。例えば、門限(AM0時まで帰宅)、料理禁止、飲酒禁止などしてはいけないことが多くうっかりと罰点をもらうことも多いようです。またキッチンがないので、外食、でなければコンビニのご飯またはインスタントラーメン(湯沸かし器がある)で食事を済まさなければなりません。他にもエレベーターの到着も遅く待たされる時間も多いです。特に洗濯をするときは、洗濯機が一階にあるために行ったり来たりするので不便です。また利点で述べた、たくさんの友達が住んでいるという点が欠点になる場合も多いらしく人やその時の状況によって違うみたいです。
私も初めは不便なことが多く大変でしたが留学生活も2ヶ月が経ち、寄宿舎での生活にも慣れてきました。
街並み
寄宿舎(大学)の周りは飲食店が多く、食事に困ることはありません。また居酒屋も多いため夜は学生または会社員の方々でにぎわっています。韓国では日本に比べてお酒の文化が根付いているようで、特に金曜日は、ケンカや騒動もちらほら見えるほどです。楽しむのも良いのですが、周囲に注意を払う必要もあるようです。
大学がある충무로はソウル特別市の中心にあるため、1時間でもあればソウルの観光地はすべていけるほどの立地の良さです。ちなみに韓国旅行でほとんどの方が行かれる明洞は歩いて15分の距離です。大都市なだけに生活には困らないほどの環境のようです。
ソウルの中心にあるのがよくわかります。
中間考査について(大学の授業)
大学の授業で単位を取得するためには、もちろん出席、課題、テストをしっかりやり遂げる必要があります。日本と違って韓国では中間考査と期末考査の2つのテスト期間が設けられています。大体中間考査は4月末、期末考査6月中旬にあるようです。私も大学の授業を受けているので、一生懸命学習に励み中間考査へ臨みました。授業はほとんどの場合韓国語なので授業内容を韓国語で聞き理解しやすいように日本語でもういちど見直しますが、テストではもちろん韓国語で記述しなければならないため、もういちど韓国語で説明したり、自分の意見を述べたりするため、一苦労でした。
テスト期間には学生の行動も大きく変わります。毎日7時以降にはにぎわう飲食街も、テスト期間には9時になってもほとんど学生はいません。皆学校でテスト勉強をしたり、早く帰宅し家で学習する人がほとんどです。寄宿舎も12までの門限がなくなり、いつ帰宅しても良い状態になります。私のルームメートも夜遅くまでテスト勉強をし、私が就寝している間に帰宅するということが多々ありました。学生たちの中間考査にかける執念がうかがえます。昨日無事に中間考査の全日程が終了し、今週末からまた飲食街がにぎわうことでしょう。