現地の学生、友人について
韓国の大学では一学期の間に課題、中間試験、期末試験とあるので大忙しです。それでも韓国の学生はしっかりお酒を飲んで遊んだり、サークル活動もやっていてすごいなと思います。
ちなみに韓国では「何年生?」と聞く代わりに「何学番?(몇학번?)」と聞きます。これは何年に入学したのかのかを聞くものです。韓国の大学生の間では留学や休学が多いので、年齢の上下関係を強く意識する環境のなかで、「何年生?」という聞き方はあまり序列整理に役に立たないからなのだと思います。
こういう言葉や言い回しを通して韓国社会を知れるのも留学生活の醍醐味のひとつ。
韓国人は“反日”なのか?
個人的に日韓間の歴史認識や社会の違いに興味があるので、ニュースを熱心に見たり関連施設によく通っています。
韓国、中国と聞くと条件反射のように「反日」を思う人たちが日本には多いですし、メディアでも当たり前のように「反日」というワードが使われています。
ですが「反日」の定義とはなんなのかまるで見えてきません。
実際韓国の友人や先生らとの会話で日韓関係の話題になっても「日本人め!」といった話し方をする人はいません。もちろん日本からの留学生が目の前にいるからというのもあるかも知れませんが、多くの韓国人は「日本人」と「日本政府」は別物だと考えています。日本人として耳障りの良くない主張を聞いたからといって「反日だ」と思考停止してしまう方が、よっぽど未熟な考え方であると、韓国での留学生活を通して学びました。