①試験について
大学の授業の試験は、コロナウイルスの影響により、全てオンラインで行われました。オンラインによる試験は、複雑ではないため、問題なくできると思います。
語学堂の授業や試験は全て、対面で行われました。試験は、中間試験と期末試験の2回に分けて行われ、「読み取り」、「書き取り」、「聞き取り」、「会話」、「プレゼンテーション」の5つがあります。この試験の平均点が70点以上あれば進級できます。
語学堂の試験は、自身の韓国語の実力が上達した成果が点数として表れるため、自信にも繋がりました。逆に、納得いかない点数が出た時は、勉強の意欲が湧くので、自分の実力を試すという面で本当に良かったです。
個人的には、プレゼンテーションが一番大変でした。韓国語で、パワーポイントを作成し、発表文を全て覚えなければいけないため、準備時間がかなり必要でした。
中でも、チームプレゼンテーションでは、クラスメートと授業後に集まり、パワーポイントを作ったり、発表の流れの打ち合わせをしたりなど、韓国で会話しながら意見を出し合うので、大変な面もたくさんありましたが、韓国語で他国の友達と意見交換ができるという点で面白みを感じました。
②退寮から新居への入居まで
大学の寮は、1学期が終わったタイミングで退寮しなければなりません。私は、寮での生活で、食に関して不便を感じることがたくさんあったため、退寮後は台所がある部屋で一人暮らしをしようと思いました。部屋を探すことはとても苦労しました。
日本人留学生用の仲介不動産会社がいくつかありましたが、仲介手数料が高かったため、韓国の一般的な不動産会社で直接契約することにしました。不動産会社での韓国語でのやり取りは、かなり苦労しました。契約に関する会話は、私の分からない単語ばかりだったため、分からない度に聞き直して理解するのに時間がかかりました。
韓国の賃貸契約システムは、日本とは異なり、保証金というお金が必要です。保証金とは、日本円で50万円から100万円ほどを契約時に不動産会社に支払い、退去する際、もう一度そのお金を受け取る預け金のようなものです。大金を受け渡す為、曖昧なことがないように、しつこく何度も聞き直し、確認しました。
私が契約した不動産会社の社長様は、すごく親切な方で、ゆっくりと説明してくださったため、比較的スムーズに契約が進行しました。韓国人の友達によれば、悪質な不動産もいるそうなので、現地の韓国人に協力してもらって、安全に家を契約するのが良いと思います。
友達と不自由なく韓国語で会話できても、こういった家を契約する時などの、実践的な韓国語での会話は、まだまだ練習が必要だなと実感しました。